室内でもアウトドアでも使える、万能「折りたたみスツール」をDIYしてみよう!

今回は、ビスや釘を使わずに簡単に組み立てることができ、さらに使わないときは解体してコンパクトに収納することができる組み立て式のスツールを作ってみる。室内でのインテリアとしてはもちろん、クルマの中に収納しておいても邪魔にならないので、キャンプやアウトドアの椅子やちょっとしたサイドテーブルとしても活用できて何かと便利だ。

今回は、ビスや釘を使わずに簡単に組み立てることができ、さらに使わないときは解体してコンパクトに収納することができる組み立て式のスツールを作ってみる。室内でのインテリアとしてはもちろん、クルマの中に収納しておいても邪魔にならないので、キャンプやアウトドアの椅子やちょっとしたサイドテーブルとしても活用できて何かと便利だ。

  • 【仕様】
    ■サイズ/ W248×H248×D12㎜
    ■所要時間/約2時間
    ■材料費目安/板3枚1180円、ワトコオイル1425円、板のカット代500円(購入先によって金額は変わります)
    ■難易度/★★★☆☆

このスツールは、各パーツにスリットを作り、差し込んで組み立てるというシンプルな構成。ゆえに、最初のアウトラインが崩れてしまうとうまく組み立てられないので、左のサイズに合わせて正確なラインを引き、それに沿った丁寧な切断が重要なポイントになる。

慣れたらスムーズに裁断もできるようになるので、まずはチャレンジしてみよう。好みに合わせて仕上げに塗装やワックスを施せば、オリジナリティも出せて愛着が持てること間違いなし。今回はワトコオイル仕上げをご紹介。

【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。

まずは、準備するものをご紹介。

針葉樹合板

W248×H248×D12㎜の板を3枚用意。針葉樹合板は、強く耐衝撃性に優れさらに軽量という特性をもっている。3枚で1180円と安価で手に入る。

ワトコオイル

植物油ベースのオイルフィニッシュ材で、木材の味わいを引き出す。色は数種類あり、今回はミディアムウォルナットを使用。1425円。

今回使った道具はこちら!

ボッシュのジグソー

軽量コンパクトで家庭に1台あると便利なジグソー。ハイパワーながら低振動で薄い板から繊細な切断まで、安定した切断作業ができる。

ボッシュのコードレスマルチサンダー

木材の表面や切断部分を滑らかに磨くマルチサンダー。アイロン型のサンディングプレートを採用し、コーナーや狭部まで簡単に磨ける。

その他、ワックスを塗り込むためのクロスやハケも準備しておこう。

早速やってみよう! ジグソーが使いこなせるようになれば簡単!

1.まずは計測。

スツールの形に角をカットするためのアウトラインを引く。各サイズは下の「板のカットサイズ」を参照しよう。

【板のカットサイズ】※単位は㎜

●天板

●脚①

●脚②

2.ジグソーでカットしていく。

書き込んだアウトラインに沿ってジグソーでカットしていく。

狭い角部分はジグソーでは90 度に曲がれないので、あらかじめ角と真ん中にドリルで穴を開ける。

角とその真ん中の3カ所に穴を開けて、ジグソーで番号順にカットするとスムーズに切断できる。

3.カット面を滑らかにする。

マルチサンダーでザラザラになっているカット面を磨いて滑らかにする。狭いカット面も忘れずに。

4.オイルを塗りこむ。

ワトコオイルをハケなどを使って板に塗り込んでヴィンテージ風に仕上げる。好みで何度か塗ってもよい。まんべんなく塗ったら乾かす。乾いたらキッチンタオルなどで油をすり込むように拭く。

5.組み立てる。

まず脚を組み合わせ、最後に天板を取り付ける。サイズ通りになっていなかったり、カット面がきれいになっていないとはまらないので、調整しながら組み立てる。これで完成だ!

(出典/「Lightning 2018年2月号 Vol.286」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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