鞄職人が愛用する鞄とは? 茶芯ホースハイドで作った革好きが持ちたいバックパック。

  • 2024.02.14

鞄を手掛けるスペシャリストたちが個人的に愛用している鞄はどんなものなのか気になるところ。長年レザーと向き合ってきたINCEPTIONのディレクター、高瀬勇次さんが選んだのはホースハイドのバックパック。その魅力について話を聞いた。

上質なレザーほど使うほどに味わい深くなる。

「INCEPTION」高瀬勇次さん|1999年にOPUS、2012年にINCEPTIONを設立。馬革のみならず、英国伝統のブライドルレザーを使用したアイテムも人気。自身のブランドを手掛けるほかショップのOEMなども行っている。2023年7月には台東区三筋にショールームをオープンさせた

「始まり」を意味するブランド名を掲げたINCEPTION。ディレクションを行うのは長年、レザー小物を作り続けてきた高瀬氏だ。ブランド設立は2012年。「ワンランク上の大人のためのレザープロダクツ」をテーマに掲げ、上質なレザーを使用したアイテムを展開。UKブライドルレザーに始まり、アメリカの名タンナーで知られるクロムエクセルや国内最高級とされる新喜皮革の馬革を使用したプロダクツは国内のみならず海外でも高い評価を受けている。

最良とされる数々の革を目にしてきた高瀬氏が愛用するバッグは3年半ほど使い続けているというホースハイドのバックパック。

「ヴィンテージのレザージャケットなどに見られる茶芯のホースハイドを使用しています。牛革に比べてキメが細かく滑らかで美しい銀面が大きな魅力です。それに加え使用するたび経年変化として茶の下地が覗くヴィンテージライクな素材。ライニングには8号帆布を使用しているため、表も裏も耐久性は抜群です。革もしなやかでほどよく馴染んでおり、使い勝手が良いことからほとんど毎日のように使用しています」

【高瀬さんの愛用バッグ】HORSE HIDE BACKPACK

ヨーロッパ産原皮をベジタブルタンニンで鞣したホースハイドのバックパック。昔ながらの茶芯レザーを使用しているため、使うたびにヴィンテージレザーを思わせる風合いに変化する。104,500円

3年半ほど愛用しているINCEPTIONのホースハイド製バックパック。牛革に比べて銀面がきめ細かく滑らか、そして何よりも軽量であることはバッグを作る上でとても重要なこと。長年愛用してきたため、トップのハンドル部分を筆頭にところどころ下地の茶色が覗きエイジングが現れている。

【DATA】
ACCEL COMPANY
https://accel-design.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2024年2月号 Vol.94」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部