【Choice1】「フラテッリジャコメッティ×トゥモローランド」シングルモンク ストラップシューズ
グリーンスウェードのドレッシーなモンクシューズを、紺ブレにチノパンという王道なアメトラアイテムと合わせた束原さん。
「オーソドックスなブレザースタイルですが、ズバリなボタンダウンシャツではなくインナーにはフェアアイルのニットを選びました。クルーネックのニットにすることで、首元を緩めに、少しリラックスした印象にしています。そうすることでドレスシューズをカジュアル目に、リラックスして履くことができるんです」
【Choice2】「クロケット&ジョーンズ×エディフィス」ペニーローファー
ローファーにデニムを合わせたコーディネイトはエディフィスでプレスを務める桂さん。
「粗野なものを上品に着るのが着こなしのポイントです。スウェットにデニムパンツといかにもカジュアルなアイテムですが、ジャケットと革靴に合わせることであくまでもシックに着こなすことを心がけています。エディフィスで別注したこのローファーも、通常のものより艶のあるドレスカーフを使用しているので、より上品な印象にしてくれるんです」
【Choice3】「クラークス エクスクルーシブ フォー シップス」ワラビー
いつも髪型がビシッと決まっているシップス銀座店の若手スタッフ松尾さん。選んだ革靴は色別注をしたクラークス。
「カバーオールにミリタリーパンツを合わせたワーク×ミリタリーのラギッドなスタイルなのですが、カバーオールの色は白にするなど色はクリーンにしています。そこに秋っぽく黄色のニットを差し色にチョイス。そして履いているクラークスは、薄すぎず、濃すぎないベージュでどんなスタイルとも相性が良く、バランスがいいんですよね」
【Choice4】「レユッカス×ロフトマン」スウェードモカシンシューズ
6人の中だと最若手の小林さんは、ブラウン系でまとめた大人なスタイリング。
「履いているのはイタリアの靴なのですが、どこかアメリカ靴っぽく感じるのがロフトマンの別注らしさですね。クードゥースウェードのアッパーはカジュアルスタイルとの相性が良いのですが、カジュアル過ぎないのもポイントで、少しルーズなサイジングを着ている僕が履いても品良くまとめてくれます。ハズしで穿いたブルーグレーの靴下もポイントです」
【Choice5】「フラテッリ ジャコメッティ」Uチップシューズ
ジャコメッティの定番であるUチップにディストリクトがリクエストしたのはソールの厚み。ダブルソールにすることでボリュームのあるモダンなルックスに。ラフシモンズなどのモードなスタイルからファッションに興味を持ち始めたという濱本さん。
「靴に合わせてモダンを膨らませたスタイルを意識しました。ドリスのシルクジャケットを引き立たせるために色数は抑えて。きめ細かいアッパーにモダンなソールのバランスが絶妙で、コーディネイトに奥行きを与えてくれます」
【Choice6】「フェランテ×トゥモローランド」ジョッパーブーツ
本格的にバイヤーとしてのキャリアをこの秋冬からスタートさせた川辺さんのスタイルはフレンチミックス。
「フランスのジャケットを中心に、アメリカっぽいデニム、イタリアのブーツと国に縛られない自由なコーディネイトにしました。このブーツは70年代に実在したモデルを再現したもので、サイドラインが2本あったものを1本にするという別注をしました。細かいポイントですが、そこが変わることでどんなスタイルにも合う履きやすいブーツになるんです」
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年12月号 Vol.200」)
Photo/Yoshika Amino,Satoshi Ohmura Text/Yu Namatame,Kihiro Minami
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