僕らがつい日本製に惹かれてしまうワケとは?

メイド・イン・USAと聞くだけでついつい食指が動いてしまうほど、「アメカジ」や「アメトラ」は長きにわたり日本で主流のファッションとなっています。しかし近年における日本製プロダクトの成長は凄まじく、どの国にも負けないほどものづくりのレベルが高まってきているのも事実。振り返ってみれば我々のワードローブには、ジャパンメイドの服や靴が思っていたよりもたくさんあることに気づくと思います。

では、なぜこんなにもメイド・イン・ジャパンのアイテムに惹かれてしまうのだろう?

その答えを探ってみて少しだけ分かったのは、どうやら「日本の技術力が高いから」という単純な理由だけではない、ということでした。

メイド・イン・ジャパンのアイテムに惹かれるワケ。

いくつかある要因のうち、ひとつは「ヴィンテージレプリカブームで培われた経験やノウハウが根底にあること」。

90年代に起こった、主にデニムブランドを中心に巻き起こった日本のヴィンテージレプリカブーム。丹念な研究を重ね、手間のかかる工程を経て作られたアイテムを展開するブランドがたくさん登場しました。そのときのものづくりへの探究心・経験・知見が基盤にあることが、日本のものづくりレベルを現段階にまで押し上げたと言っても過言ではなさそうです。

さらに、生地やパーツに関しても、これ以上のバリエーションが揃うのは日本しかないと、作り手たちは口をそろえます。

そしてもうひとつが「メンズクロージングの服作りにおける、感覚的な部分を共有しやすいこと」。

文面や翻訳された言葉では、細かいニュアンスはどうしても伝わりづらい。直接職人に会いに行くことができて、同じ言語で話ができるぶん「ここをこうしたらカッコよくなる」という微妙な感覚でのものづくりもしやすいのです。

そしてそれが、たとえ効率が悪くて手間のかかることだったとしても、日本人は信念に従って「最後までやり遂げたい」という気概があるとも聞きます。これは日本人の性格によるところが大きいのではないでしょうか。

ジャパンメイドプロダクトのレベルが高いとされる理由は、もちろんほかにも様々な要因があることと思いますが、取材をしたなかで特に印象的だったのは上に挙げたような内容でした。316日発売の『2nd(セカンド) 5月号』「メイド・イン・ジャパンこそトラッドだ」特集では、作り手たちへの濃密なインタビュー、スタイリング提案、業界人の私物紹介など、改めて日本製の素晴らしさに気づくことのできる内容になっています。ぜひお買い求めください。

▼購入はこちら

https://club-lightning.com/collections/2nd-back-number/products/2nd_202305_vol194

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...