Tricker’s(トリッカーズ)の定番からレアものまで人気革靴13選。|名靴カタログ

英国貴族がカントリーサイドで人生を謳歌する時、足下には、いつもトリッカーズがあった。究極の実用靴は、いつの時代も歩みを止めないブランドの名靴を見ていこう。

▼こちらの記事もおすすめ!

カジュアルから高級ラインまで! あこがれの革靴ブランドおすすめ28選。

カジュアルから高級ラインまで! あこがれの革靴ブランドおすすめ28選。

2021年10月26日

「トリッカーズ」とは?

1829年にジョセフ・トリッカーが創業。英国靴の聖地、ノーザンプトンに現存する最古のシューメーカーである。ベンチメイドシューメーカーとして古くから職人の手仕事を大切にし、靴作りに確固たる信念を持ち続けてきたことが、時を超えて愛されている所以だ。

英国王室御用達の栄誉を授かることもブランドの価値を高めている。いまは亡き、ダイアナ元皇太子妃がトリッカーズのルームシューズをチャールズ皇太子に薦めたことがきっかけとなって、1982年にはロイヤルワラントを賜った。ダイアナ元皇太子妃の故郷はノーザンプトンであり、昔から慣れ親しんだルームシューズを自信を持って薦めたのだという。

また、定番のウイングチップが白いグレインレザーをまとって、武骨にして華やかという両極のイメージを手に入れていたり、昨今のトリッカーズは、通常モデルとは違ったルックスの別注アイテムでも話題を集めている。紳士靴のセレクトショップ「トレーディングポスト」がドレスな空気感の別注コレクションを披露しているのもおもしろい。英国の質実剛健な実用靴を作り続けてきたブランドだからこそ、別注品も深みのある仕上りになるのだ。

【1】M7634

近年、すでにカントリーブーツやフルブローグを所有している人の次の一手としてダブルモンクの人気が上昇中。上質なカーフレザーに対して機能的なダイナイトソールというバランスがトリッカーズらしい。Ⓐ

【2】M6077

トゥの近くまで羽根を伸ばしたデザインが特徴的な、モンキーブーツのミッドカットモデル。足首の動きを妨げない、程よい丈感はビジュアル面でも奏功している。コマンドソールを配しているため悪路に負けず、耐久性も期待できるスグレモノなのだ。 Ⓑ

【3】M5674

トリッカーズのコレクションにおいてはメジャーな存在とはなっていないが、英国紳士の嗜みであるホースライディングを由来とするジョッパーズブーツもラインナップ。他ブランドのものに比べて、しっかりとコバの張った姿にブランドのアイデンティティを感じることができる。ソールはダイナイト。Ⓐ

【4】M6255

シンプルな4アイレットプレーントゥダービー。トリッカーズと言えばブローグの印象が強いが、シンプルなプレーントゥも定番として愛されている。ブローグシューズにも使われているラスト4444を採用して、ダブルレザーソールをセットした。Ⓑ

【5】スリッパー

黒のベロアにスカル&クロスボーンの刺しゅうが入り、キルティングライナーの赤が刺激する。元々は貴族がカントリーハウスで室内履きするものとして、18世紀末から発売されていたという経歴を持つ品。ちなみにチャールズ皇太子が気に入り、ワラント獲得の要因となったのもルームシューズだった。Ⓐ

【6】M2754

ウイングチップデザインを取り入れたサイドゴアブーツは、トリッカーズの定番品。特徴的なのはサイドゴアのフォルム。コマンドソールではなくダイナイトソールでサイドビューのボリューム感を抑えて、すっきりとした見映えに。Ⓐ

【7】M2508

トリッカーズと聞いて、最初に思い浮かぶ定番中の定番モデルが、こちらのカントリーブーツだろう。一般的に「モールトン」という名称で知られているが、実際は写真のシーシェイドカラーのものだけを「モールトン」と呼ぶ。Ⓐ

【8】M5633

東京・代々木上原のショップ「バーニッシュ」が滋賀県のショップ「ドゥーバップ」と組んで生み出した別注品。甲革はホワイトグレインレザー。そこにリッジウェイソールを履かせることで、定番の「M5633」をスペシャルバージョンにしたレアもの。Ⓐ

【9】M7655

「トレーディングポスト」が木型から開発に関わった別注コレクション「DUKE COLLECTION(デュークコレクション)」。日本人の足型に合わせて、既存のドレスラインのラストをモディファイしており、ライニングやアウトソールはグリーンで統一して、特別感も演出してくれる。

こちらはデュークコレクションのもの。カントリーブーツよりもシャープでエレガントな見た目になっているがダブルソール、フルウェルトといったトリッカーズらしさを残して、程よいバランスに。華やかさと渋さを両得する大人の色、バーガンディを採用した。Ⓑ

【10】M7004

「デュークコレクション」 のウイングチップはコバの張り出しが抑えてあり、メダリオンも小さくしているので、カントリー調のそれとは違って上品なスタイリングにもスマートにフィットする。Ⓑ

【11】M6955

「デュークコレクション」の一足。デザインはクラシックなクォーターブローグ。カントリーラインにて多用されるカラー、ビーチナットのカーフ素材を使っている。落ち着いた雰囲気が魅力だが、かっちりし過ぎない佇まいだ。Ⓑ

【12】M6934

「デュークコレクション」の一足。日中の最礼装に使えるブラックカーフのキャップトゥ。フォーマル顔のトリッカーズだ。2004年に誕生した、「トレーディングポスト」オリジナルのドレス用ラストを使用して製作されている。Ⓑ

【13】M7098

チャッカブーツよりも丈が長くて、ひと味違った雰囲気を楽しむことができるジョージブーツ。羽根のラインがきれいな弧を描いており、端正な顔立ちになっている。ボックスカーフのアッパーにシングルレザーソールを備える。Ⓑ

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

【問い合わせ】
GMT ☎03-5453-0033 Ⓐ
トレーディングポスト青山本店☎ 03-5474-8725 Ⓑ
http://www.trickers-store.jp/

▼こちらの記事もおすすめ!

カジュアルから高級ラインまで! あこがれの革靴ブランドおすすめ28選。

カジュアルから高級ラインまで! あこがれの革靴ブランドおすすめ28選。

2021年10月26日

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

横浜・裏元町に店を構える、元毛皮店がつくる、「H LEATHER」のデイリーウエア。

  • 2026.04.01

2024年に横浜・裏元町に店を構えた『Hレザー』。元毛皮店として長年培った革への知見を背景に、軽く柔らかなシープレザーのウエアを展開。ショップにはレザージャケットやシャツなどの製品が並び、日常で楽しむレザーの魅力を伝えている。 レザーをもっと日常に育てる楽しさを伝えたい [caption id=""...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...

Pick Up おすすめ記事

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

  • 2026.03.31

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。 どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適 日本有数の革靴産地...