英国最古のシューメーカーであり英国靴の代名詞Tricker’s。洒落者たちの愛用靴を拝見!

  • 2023.09.07

英国王室御用達の証であるロイヤルワラントの称号を持つTricker’s。長い歴史とともに多くの服道楽たちから愛されてきた英国靴の代名詞だ。その魅力を語ってもらう賢人たちのMy Tricker’sを、それぞれのストーリーとともに見せてもらった。

1.BIT LOAFER

雨の日に履ける色気のある靴をコンセプトにTricker’sに別注を施したビットローファーです。Tricker’sの特徴ともいえるカントリーブーツの堅牢な作りを受け継ぎ、それでいてエレガントさが演出できれば良いなと思い企画しました。経年変化まで格好良いビットローファーは、他ブランドでは、なかなか無いと思うのでとても気に入っています。今年の梅雨時期にはゴアテックスのマウンテンパーカーにショーツを合わせてスタイリングしたいなと思っています。

LOFTMAN COOP E-ma Buyer・岡村赳(おかむらたけし)

関西を代表し、安定した人気を誇るLOFTMAN COOP E-mano のバイヤーを務め、これまでのTricker’sの別注も企画している。

2.3TONE CORDVAN WING-TIP BOOTS

Tricker’s にHummingbirds’hillshop が別注した同系色でクレイジーパターンにデザインしたコードヴァンブーツ。3トーンブラウンカラーは着用を繰り返す事でぞれぞれのカラーの経年変化を楽しめます。もう2度と制作出来ないであろうアイテムなので、月に数回の着用頻度ですが一生モノとして大切に履いていきたいと思います。一度、水膨れを作ってしまい、復活させるのに数日かかり、苦労しました。いまでは履く前には必ず天気予報をチェックするようにしています。

Hummingbirds’hill shop PR・小林直人(こばやしなおと)

ショップの顔として各メディアでも見かける名物プレス。ヴィンテージミックスコーデが自分の中の定番スタイル。趣味はサバゲ。

3.CHURCHILL

学生時代にTricker’sに憧れて、新品を買えず古着屋で血眼になって探し出したのが最初の出会いです。時を経て自分がTricker’sの代理店で働いてPRをするとは夢にも思っていませんでしたが(笑)。現在では7、8足を所有しています。なかでも唯一色違いで複数足持っているのがCHURCHILLです。後々知ることになるのですが、このCHURCHILLが、Tricker’sがロイヤルワラントを授かるきっかけとなった伝統的なシューズでした。

GMT PR・三浦由貴(みうらゆうき)

Tricker’sやG.H.Bassなどのシューズを扱うGMTのプレス。業界内外で交友関係も広いこともあり、さまざまな媒体で人気者。

4.MUD GUARD

Tricker’sはカントリーブーツなど、計5足所有しており、どれも10年以上愛用しています。普段履きから入学式や授業参観など子供の行事まで、幅広く活躍できるオールラウンダーです。履き始めは靴擦れするものですが我慢して履いてると、気がついたら足に馴染んでいます。マッドガードに関しては、最初から足に吸い付くような履き心地で靴擦れせず、メンテナンスは、ブラッシングと防水スプレーくらい。ガシガシ履いています。

Tapir Owner・畑洋幸(はたひろゆき)

神戸のセレクトショップ Tapir の店主。飽きが来ず長く愛用できるモノ、歳月を経て愛着が湧くモノ、10年選手との出会いをサポートする。

5.SIDE ELASTIC SHOES

古着屋でこの靴を見た時にビビッときて購入せずにはいられませんでした。ボタンシューズのデザインで、サイドエラスティック、そしてカーフとスエードのコンビが、フォーマルさの中に遊び心があってカッコ良さを感じ、革靴にのめり込むキッカケの1足となりました。とても希少なデザインなのでずっと履き続けたいです。主にフォーマルな機会で使う事が多い為、つま先はしっかりめの鏡面磨きでいつも仕上げています。

Chett Owner・大平雄太(おおひらゆうた)

革靴好きが高じて2017年に独立し、中古革靴専門店Chettをオープン。代表の傍らシューシャイナーとしても活動し、各百貨店等でシューシャインイベント等も精力的に行なっている。

6.SADDLE SHOES

汚れても絵になるような、スニーカーのように履ける白い革靴をイメージして別注した青山店別注モデル。雨の日でも気を遣わず、ガシガシ履いています。最低限のケアこそしていますが、とにかく頑丈なのであまりエイジングしておらず、もう少し汚れても良いくらい。夏らしい服装は勿論、モノトーンやミリタリーパンツにも合わせやすいです。

Tricker’s AOYAMA Shop Maneger・本田剛士(ほんだたけし)

英国最古のシューメーカーTricker’sが、ロンドンに続き世界2号店目を東京・青山にオープンさせたのが2019年。現在、青山店の店長を務める。

7.CORDVAN COUNTRY BOOTS

Hummingbirds’hill shopにて購入。2足目のTricker’sで初めてのカントリーブーツでした。またアッパー素材がコードバンというのも惹かれた理由のひとつ。黒に近いダークグリーンも珍しくあまり見かけないのも気に入っています。自分のブランドであるSoundmanはブリティッシュ・アメリカンスタイルを基本とするためTricker’sは最適なシューズ。8足所有していて、毎シーズンのルックブックではコーディネイト使用しています。

Soundman Designer・今井千尋(いまいちひろ)

‘90年代にニューヨークのヘリテージブランド、 New Republicの日本進出の際のゼネラルマネージャーを勤め、2000年にSoundman を設立。

8.STOW COUNTRY BOOTS

ドイツの製革メーカーのオリーブなめしディアスキンをアッパーに採用した軽くて足馴染みの良いカントリーブーツ。松島本人がTricker’sの本社工場を訪問して、打ち合わせをして作ったCLUTCH CAFE専売品。Lightning x Tricker’sのダブルネームとなっている。黒いブーツに白いシューレースの組み合わせは本人のこだわりで、新品に黒と白の2本が付属していた。コマンドソールなので雨の日のアスファルトも安心して走れる。

Chief Editor of CLUTCH Magazine・松島睦 (まつしまあつし)

CLUTCH Magazine編集長。CLUTCH CAFE チェアマン。Tricker’sが好きで、これまで所有したのは10足以上。「オーダーメイドの靴よりもツルシのTricker’sが合う」と話す。

9.Imitation Cap Toe Boots

Tricker’sは長年、愛用してきたシューズブランドのひとつ。なかでも思い入れの強いモデルといえば、30代前半に購入したイミテーションキャップトゥブーツです。この靴で、川にも海にも入り、旧車のBMWのガソリン漏れでびしょびしょになったりと、かなりヘビーな履き方をしてきた思い出深いブーツ。ダイナイトソールが薄くなったので、無理矢理ユニオンハーフラバーソールを貼り付けたり、決してお客様の靴にはしない、自分だけの修理をしたのも良い思い出です。

UNION WORKS Owner・中川一康(なかがわかずやす)

1994年にレザーシューズ専門のシューリペア工房を構えたことがUNION WORKSの始まり。現在では首都圏に5店舗を展開する。

(出典/「CLUTCH2023年8月号 Vol.92」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部