書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

実際に計測して分かった! iPhone 16シリーズの処理能力差

筆者も含め、多くの人が『今年は16 Proシリーズよりも、無印16がお勧め』と書いているが、それは本当なのだろうか? 筆者も以前そう書いた時はデバイス発表前だったので、実際にベンチマークを計測して裏を取ってみた。

アップルiPhone 16シリーズとApple Watch S10、AirPods 4発表!【5分で分かる】

アップルiPhone 16シリーズとApple Watch S10、AirPods 4発表!【5分で分かる】

2025年10月27日

16 Proシリーズは、無印16よりどのぐらい速いのか?

今回のiPhone 16シリーズは前モデルのiPhone 15シリーズと異なり、Apple Intelligence対応にするため、無印16の性能が16 Proシリーズに肉薄しており、さらにカメラコントロールも装備されているので、無印16がお買い得というのが通説。

ということで、iPhone 16シリーズ4機種のベンチマークを取ってみた。なお、ベンチマークの数値は多少の誤差があるので、細い部分にこだわり過ぎない方がいい。ちなみに、計測した数値はこちら。例によってGeekbench 6と、今回Neural Engineの処理能力を計測するために新たにGeekbench AIを使用している。

グラフにしてそれぞれ、見ていってみよう。

CPU性能は、16 Proの方が1割ぐらい速い

まずCPU性能。

無印16と16 Proで、シングルコアでも、マルチコアでもだいたい1割ぐらいの速度差がある。コア数はどちらも6コア。設計がどのぐらい違うのか、それとも単に回路設計はほぼ同じでクロックに1割ぐらい差があるのか……? コア数が同じなら、A18とA18 Proでわざわざ違う回路設計をしたりはしないだろうから、クロックの差ではないかと思うのだが……。GeekbenchのDevice Infoを見てみると、iPhone 16 Pro MaxだけARM@3.66GHz、あとの3機種はARM@4.04GHzとなっている。何かの間違いのような気もするが……。

GPU性能はコア数も違うので22〜27%の差

次にGPU。 
こちらは、無印16シリーズと16 Proシリーズで、22〜27%ぐらいの性能差となっている。GPUコアは、無印16シリーズが5コア、16 Proシリーズが6コアとなっているので、そのぐらいの性能差はありそうな気がする。

実際問題、16 Proシリーズは、ProRAWの画像や、ProResの動画を編集しなければならないので、そのぐらいの速度差はあってしかるべきかなとは思う。

Apple Intelligenceで使うNeural Engineも、14%ぐらい差がありそう

今回はAIがキモということで、新たにGeekbench AIも使って数値を計ってみた。iPhoneなので、もちろんNeural Engineを使った時のデータを計測している。

AIといっても、いろんなデータ処理があり、デバイスによって何に特化しているか? というのもあるので、さまざざまな指標で計測するようになっているようだ。

ちょっと調べてみたところ、Single Precision (単精度)というのは、 物理シミュレーション、科学技術計算、機械学習モデルのトレーニングなど、高精度な計算が必要な場合に必要とされる数値のようだ。

Half Precision (半精度)とは、 ニューラルネットワークの推論やトレーニングの一部で、精度をある程度犠牲にしても処理速度を向上させたい場合に有効なスペックとのこと。大量のデータをおおまかに処理する時に使う能力だろうか?

Quantized (量子化)は、 スマートフォンなどエッジデバイスのリソースが限られた環境で、低精度でも十分なリアルタイム推論が必要な場合に有効。ローカルで動く部分が重視されているApple Intelligenceの場合は、こちらが重要な指標になるような気がする。

ざっくり計算したところ、単精度は16 Proシリーズが、無印16シリーズに対して約14%ぐらい勝っているようだ。半精度は16 Plusは遅いけれど、16はそうでもない……おそらく測定誤差だと思うが……。量子化も同じような結果が出ている。手元にあるデバイスでは、iPhone 16の方がiPhone 16 Plusより速く、これは何度か計測したのだけれども、同じ傾向だった。なんで? 何か設定を間違えているのかもしれない。

もっと、何十回も計測して、それぞれの傾向を見ないと最終的には分からないような気がする。まだまだNeural Engineの性能差の比較方法がよく分かっていないが、おおまかに言うと16 Proシリーズの方が、無印16シリーズよりも高性能。測定誤差によって埋まってしまう程度の差であり、圧倒的に16 Proシリーズの方が速い……というわけでもなさそうだ。

性能差は1〜2割。どちらを選ぶかはニーズ次第

ベンチマークテストからみると、やはり無印16シリーズは16 Proシリーズに肉薄する十分な性能を持っていると考えて良さそう。

ただGPUのコア数なども含め、1〜2割の性能差は設けられているようなので、「少しでも速いマシンを!」と思うなら、16 Proシリーズを選んでも良さそうだ。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

Pick Up おすすめ記事

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...