2ページ目 - 『世界の夜は僕のもの』昭和50年男・渋谷直角が振り返る、青年期を作った雑誌たち

  • 2024.03.28

90年代カルチャーを形成した雑誌たち

1. 1人と差をつけるカルチャー誌『i-D japan』と『STUDIO VOICE』

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

イギリス『i-D MAGAZINE』の日本版としてUPUより刊行されていた『i-D JAPAN』。創刊号は小泉今日子が表紙(撮影はホンマタカシ)。電気グルーヴ、スチャダラパーなどの連載も。

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

情報量が半端じゃないハイブロウな雑誌であった『i-D JAPAN』。1993年に休刊したが、2016年に世界文化社からファッションカルチャー誌として再創刊。

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

流行通信社(現・INFASパブリケーションズ)の『STUDIO VOICE』もアート、音楽、映画などカルチャーを押さえるためには必須の雑誌だった。写真の96年3月号はガーリーフォトの火つけ役、愛機がコニカ「ビッグミニ」でお馴染みHIROMIX特集。

2.パルコの『GOMES』とフリーペーパーが情報発信手段だった時代

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

エスカレーター横などに置かれていた『GOMES』は、パルコが作っていたフリーペーパー。「バカドリル」連載でもわかるように「納涼バカビデオ大会」「バナナの逆襲」特集などおかしなカルチャー誌だった。

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

直角の体験が生きた「渋谷のセレクトショップにフライヤーとフリーペーパーを置いてもらう」の図。なんでかわからないけど、渋谷のお店の店員はとにかくぶっきらぼうでこわかった印象がぬぐえない 。だからこそ特別感があったし、そこに通うことがステイタスとして機能していた感もある。

3.マンガ誌のイメージを変えた90年代の2冊『COMICアレ!』『COMIC CUE』

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

こちらも魚喃キリコ、冬野さほが描いていた『COMIC アレ!』(マガジンハウス)。他にも花くまゆうさく、一條裕子などの新鋭が執筆していた 。女流マンガのレジェンド上田トシコを再評価したことでも知られる。

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021
©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

イースト・プレスから1994年に登場した『COMIC CUE』。毎号ひとつのテーマについて、魚喃キリコ、冬野さほといった新鋭作家をはじめ、錚々たる面々が執筆。マンガ家の枠を越えたカルチャースター・江口寿史のセレクト盤といった趣のマンガだった。

4.ストリートカルチャー、そして岡崎京子の『CUTiE』

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

音楽を中心としたカルチャー誌(およびVOWの発信地)だった『宝島』がなぜかエロに走り、そのぶん1989年に年4回のムック誌として登場した『CUTiE』(宝島社)にその文化色が移った。93〜94年には岡崎京子『リバーズ・エッジ』が連載されていた。

©Chokkaku Shibuya Fusosha 2021

岡崎京子のような漫画家になりたい愛子が目指すのは『CUTiE』掲載─。

(出典/「昭和50年男 2023年5月号 Vol.022」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部