6気筒エンジンを搭載した豪華仕様のマークII
トヨタの大衆車、コロナの上級グレードを独立させ、クラウンに次ぐ高級パーソナルカーとして独立車種としたのが、’68年登場のコロナ・マークIIだ。さらに’72年に登場する2代目モデルからは、専用のひと回り大型のボディが用意され、スカイラインGTを意識して6気筒エンジンを搭載するモデルをラインナップしている。
特に6気筒モデルは日産のスポーツクーペに唯一対抗できる車種として、積極的に若者に販売された。その後のマークIIのコンセプトはこの2代目モデルで確立したといっても過言ではないだろう。
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ちなみにこの2代目モデルまでコロナの名前が残るが、ブタ目と呼ばれる3代目からはコロナの文字はなくなり、単にトヨタ・マークIIと呼ばれるようになった。
取材車両はフロントノーズを延長した後期モデルの’76年式で、最高級グレードのLGというモデル。M型6気筒2000ccエンジン搭載する2ドアハードトップの美しいボディは、全長4.4mの当時としては比較的大型のボディで、今見ても古臭さを感じさせない。エンジンはインジェクションとなるため、キャブ車のような難しい儀式なしに始動でき、5速マニュアルも扱いやすく、イージードライブが可能だ。
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