
ホンモノを知っているからこそのリノベーション。
「スケボーをしたくてカリフォルニアに高校生の頃からよく行っていました。スケボーの道は諦めましたが、自分の目で見てきたアメリカ文化を仕事にしたいと思ったんです」
そう語るのは、リノベーション施工を手がけるコムレードの代表、荒井良実さん。塗装職人からスタートし、現在は住宅や店舗のリノベーションを手がけるまでになった。得意とするのは、若かりし頃自分の目で見てきたものを具現化するアメリカンスタイルの空間デザイン。内装や外壁はもちろんのこと、家具やインテリアまでトータルでプロデュース。場合によっては、アメリカから家具や建材を買い付けて、ホンモノにより近いものを作り上げることもあるという。とはいえ、一方的に提案するのではなく、施主さんの家族構成や予算はもちろん、どんな暮らし方をしたいのか、何が必要でどんなデザインのものを求めているのか、徹底的に話し合う。その上で提案し作りながらまた話し合い、より良いモノが作れるように変更していくのが荒井さんスタイルだ。
「決して安い買い物ではないですし、ずっと暮らしていく家です。暮らしにくかったり飽きてしまっては意味がないですから」
完成してから3年目まではアフターケアをしてくれ、よくよくは施主さんがDIYでメンテができるようにレクチャーするのだという。最後まで施主さんに寄り添ってくれるのがコムレードのやり方なのだ。



【DATA】
東京都世田谷区東玉川1-13-10
TEL03-6425-7133
8時~17時
日曜休
http://www.comrade-setagaya.com
Instagram @comrade.inc
(出典/「Lightning 2024年4月号 Vol.360」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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