世界の自動車史に名を刻む偉大なる庶民のクルマ。
どういうクルマが名車なのかと問われれば簡単なことで、たとえ自分が所有をしていなくても、周りの誰かが所有していて、乗せてもらったり見たことのあるクルマってのがいわゆる名車のひとつではないかと。
VWゴルフも自身では所有したことはないけれど、何人か知り合いで所有していた人がいたという経験があったのでそれほど縁遠いクルマではなかった。
まさにそれこそが名車なんだろね。
そんなゴルフはこの世に誕生してから今でもモデエルチェンジを繰り返しながら生き残っているというのがすばらしい。こういうモデルは世界的に見てもそれほど多くない。
数字的に見ても現在までに累計3700万台以上が世の中に出ているというから驚く。
きっと初代の開発コンセプトが間違いなかったというだけでなく、しっかりとそこから時代に合わせた進化をしてきたからがその理由だろう。
というわけで、その歴史の始まりになる初代ゴルフがいまさらながら気になり始めた。もちろん、いまや好コンディションの中古はけっこうな価値になっているのでここに来て気になっている旧車ファンも少なくないはず。あらためて見てみると実にカワイく味がある。個人的にはやはり丸目のゴルフ1(1974年〜)、2(1983年〜)が気になるところ。
そのスタイルは、当時の高級車やアメリカ車とは違った何の変哲もないところに逆に不変の良さを感じてしまう。まだにワールドスタンダードといったところか。
名車っていうのはいつの時代も色褪せないんだなと実感するのであった。
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