いつかこいつを着て『巡恋歌』を歌いたい。BarbourのBURGHLEY

  • 2024.01.12

レザーズデイにオンラインサロン開設と、2023年は大忙しだったライトニング編集部のモヒカン小川。そんなモヒカン小川が、充実の2023年に購入して最もよかったと思っているのはBarbourのBURGHLEY。長渕のアニキを彷彿とさせる、ずっと探し求めていたロング丈。歌いたくなるほどのいい買い物について語る!

BarbourのBURGHLEY

もともと乗馬用として開発された「バーレー」。かなりのロング丈が特徴で、素材は6オンスのワックスドコットンを採用。遮風性も高いので、革ジャンの上から羽織ると結構暖かい。背面にはスナップボタン式のセンターベントが設けられており、足捌きも容易。革ジャンラバーなら、かなり重宝するはずだ。7万400円

1992年5月15日。俺は東京ドームにいた。ドームの真ん中には円形のステージ。長渕剛がギター一本でアコースティックライブをやるという。360度全て客を入れ、その数約6万5000人。ちなみに東京ドームの観客動員数のこの記録は、いまだに破られていない。反響する剛コールの中、突如照明が落ち、スポットライトを浴びたアニキが警備員に囲まれステージ向かってくる。手にはギターケース、海賊巻きのバンダナ、サングラス、そしてロングコートを羽織っている。ステージに上がり、ギターケースからギターを取り出し、『巡恋歌』を歌い出す。ギターとハーモニカだけなのに、鳥肌が立ったね。それ以降何度もアニキのライブに行ったけど、あの光景は目に焼きついて離れない。

なんでこんなことをつらつら書いたかというと、生まれて初めてロングコートを「かっこいい」と思った瞬間だったわけ。あれから30年が経ち、俺もいろんなコートを着てきた。革ジャンの上に羽織るのに、コートってすごく便利なんだよね。ロングコートも着てきたけど、せいぜい膝下くらいの丈。あの日の長渕剛が着ていたような長い丈のコートは着たことがなかった。

でもこの冬見つけちゃったのよ、バブアーのロングコートを。もちろん、アニキが着ていたのはバブアーではないけれど、着丈はバッチリ。バブアーのワックスドコットンの風合いが、革ジャンにも合うし、完全に俺好み。エイジングもするしね。稲妻フェスティバルで着ていたので、見かけた人もいるんじゃないかな。

ロングコートを羽織っているだけで、いつもとは違った、ハードボイルドな気分になってくる。元来乗馬用なので、機能的なディテールも満載で、着やすいのも嬉しい。本当にいい買い物をした。いつの日か、こいつを着てギターを持って、『巡恋歌』を歌いたいんだよな……。歌おうかな(笑)。

上品な佇まいのバーレー。ラグランスリーブなので適度な落ち感もあり、肩肘張らずに着ることができる
フロントはダブルジップ仕様なので、あらゆる着こなしにも対応可能。引き手も大型で使いやすい
背面にはスナップボタン式のセンターベントが設けられ、足元がもたつくこともなく着用できる

【DATA】
バブアー
https://japan.barbour.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

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