徳島から世界へ。ウクレレ世界チャンピオン・エバラ健太が語るウクレレの魅力とは?

ウクレレを始めれば、愉快な仲間が増えていき、楽しい時間が多くなり、きっと人生が豊かになる。そんなウクレレの魅力を、ウクレレ世界チャンピオンに輝いたミュージシャン、エバラ健太に語ってもらった。

誰でも気軽に始められて、ハワイ気分を味わえる。

エバラ健太|1983年、東京生まれ。2020年には『International Ukulele Contest 2020』で、最優秀賞を含む四冠に輝く。2023年には初のウクレレ・ソロ・アルバムがハワ イのグラミー賞と称される『Nā Hōkū Hanohano Awards』にノミネートされる。またセイン・カミュとのウクレレと歌のユニット、JamJellyfishを結成し、さらに音楽活動の幅を広げている

―ハワイで行なわれたウクレレのコンテストで、世界チャンピオンになったことは凄いですね!

エバラ:ありがとうございます。2020年にハワイで行なわれた『インターナショナル・ウクレレ・コンテスト』で、最優秀賞を受賞することができました。

―エバラさんはギターも演奏しますが、ウクレレとの違いは?

エバラ:ウクレレは1時間ぐらい練習すれば、1曲弾けるようになるので手軽に始められます。それに弦も柔らかく、ボディも小さいので、とても弾きやすいですよ。

―子供も弾きやすそうですね。

エバラ:僕も小学校くらいの時に始めましたし、ウクレレ教室の生徒さんは、幼稚園の方もいますね。

―それから入門モデルも買いやすい価格なのがいいですよね。

エバラ:そうなんです。最近だと、安くても作りが良くて、チューニングもしっかりできます。

―それにインテリアとして、部屋に置きたくなるルックスですし。

エバラ:僕が実家に住んでいた時も、ソファの背もたれの上に置いてあって、サッと手に取って演奏していました。その手軽さもいいですよね。それにウクレレに使われている木材も綺麗で、デザインも色々あるから、1本買うともう1本ほしくなっちゃう(笑)。

―たしかに! ケースやストラップなんかもオシャレですね。

エバラ:ストラップでは、伝統的なハワイアン・シャツの柄をモチーフにしたモノもあって、すごくオシャレな小物が多いですね。

―ウクレレはハワイ発祥の楽器ですが、鳴らすとハワイの海とか自然を感じたりしますか?

エバラ:個人的にウクレレで大きな魅力だと思っていることは、コードをポロンと弾いただけで、海感を味わえるというか、風が涼しくなる感覚があることです。それがすごく面白くて、僕はライブでウクレレを爪弾きながら「これがハワイの風です」とか、冗談で言ったりしますが、行ったことがない方でも、ハワイや海のイメージを音色から感じられますよ!

―あとハワイアンバンプと呼ばれる、簡単なハワイアンのお決まりフレーズを弾くだけで、ハワイ気分を味わえますよね。

エバラ:まさに、そう。簡単な3つのコード進行だけで、気分は誰でもハワイに行けます。

人生を楽しく、前向きに変える可能性のある楽器。

―エバラさんは、どんな時にウクレレを弾きたくなりますか?

エバラ:ベタですが、やっぱり海かな。僕も去年からサーフィンを始めたので、海辺にウクレレを持って行って演奏したくなります。あと、仕事に行く前のちょっとした時間に、ウクレレを少し演奏すると、気分が変わっていいですよ。

―ウクレレには色々なサイズやモデルもありますが、最初に購入するモノでオススメは?

エバラ:最初は、ウクレレらしい“ポロンポロン”という音が一番楽しめる、ソプラノ・ウクレレをオススメしたいですね。

―エバラさんオススメのウクレレの名盤を教えてください。

エバラ:ウクレレの神様ハーブ・オータサンはオススメです。中でも『ハワイアン・タイム ~ウクレレ・ソロ』と『ハワイアン・スイート』が好きですね。オータサンの音楽は、わかりやすくウクレレの魅力を伝えてくれますが、実は奥が深い。あと歌モノが好きな方は、ポーラ・フンガというハワイのシンガーを聴いてほしいです。

―エバラさんのウクレレ・アルバム『Heavenly Island』は?

エバラ:これはハワイに行った時に感じた空気感を曲にしたくて作ったアルバムです。どこかに出かける時にも、ぜひ聴いて気分を盛り上げてほしいですね。

―では最後に、エバラさんにとってウクレレとは?

エバラ:ウクレレを通じて素敵な仲間がたくさん増えました。それに今年から、セイン・カミュさんとJamJellyfishという、ウクレレ・ユニットも始めることができました。大げさかもしれないですが、ウクレレで人生が変わったなと。小さな楽器ですが、人生を良い方向に導いてくれる可能性のある楽器です。ぜひウクレレを手に取ってほしいでですね。

『Heavenly Island(Deluxe Edition)』Price:2,750円

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

Pick Up おすすめ記事

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...