いつもの海、いつものクルマで。|2002 CHEVOLET ASTRO

  • 2023.08.24

ここで紹介するアストロのオーナーは、サーフ&マリンテイストのブランド「ブルーポート」の店長を務める野口努さん。自身も海沿いの街に住み、サーフィンを楽しむライフスタイルを満喫している。そんな野口さんが20代の頃から気になっていたクルマがアストロだった。

「BLUE PORT」店長・野口 努さん|気負わないサーフスタイルで登場した野口さん。波がある日は仕事前にも海に出かける。波のない日にはスケートボードを楽しむなど、根っからの横ノリ系スポーツの愛好家

商用車顔のアストロと、気負わないサーフライフ。

待ち合わせの場所に現れた一台のシボレーアストロ。ギラギラにカスタムされたモデルか、もしくは塗装のクリアが剝げたヤレた仕様か……サーフィンが趣味と言っていたから恐らく後者だろうな、と取材前は思っていた。だが、現地に現れたのはそのどちらでもない。端的に言えば普通の旧いアストロ。でも、何だか雰囲気のあるクルマだ。どうしてだろう?

その理由はフロントマスクにある。このアストロは2002年モデルだが、グリルをあえて商用車の物に変更。いわばグレードを下げたドレスダウン。それ以外はホイールも室内もフルノーマルだ。

2002年のヤナセ物だが、あえてフロントマスクを「カーゴフェイス」と呼ばれる商用車用のグリルに変更してドレスダウン。それ以外はフルノーマル

「20代の頃にアストロが流行ったんですが、当時は粗悪なクルマが多かったんです。今の時代にこれに乗るなら商用車っぽく仕上げてある物がいいと思って探しました。こういったクルマに乗るのも、年齢的にはギリギリですが(笑)」

1976年生まれの野口さんは旧いアメリカ車が昔から好きで、今までも様々なクルマを乗り継いできた。スピードを出すのは好きではなく、ゆったりと乗れるクルマが好み。趣味のサーフィンやスケートボードなど遊びのギアをたっぷり乗せることができ、それでいて公道で持て余すことのないサイズ感。アストロは野口さんの求めているものにぴったりだった。

積載量はもちろんのこと、3方向に扉が開くので、荷物の出し入れといった使い勝手がバツグンのカーゴスペース。ショートボードなら寝かせて積める

「ファーストカーなので家族と出かけるのはもちろん、仕事にも使います。かれこれ5年は乗っていますが、まだまだ乗りたいですね」

右のGMCサーフボードのラスターツアーズツインは日本未発売のカラー。左のファイヤーワイヤーのシーサイドは日本限定色。 どちらもショートボードだ
鎌倉のサーフ&スケートボードブランド「ハイドロ」のデッキ。左のデッキのトラックとウィールはセクター9の物を移植してカスタムしている
インディゴ染めの糸とオルテガ柄のジャカード織りを組み合わせたブルーポートのインディゴシャツ。2万2000円
時計はオメガシーマスター。20年ほど前に購入したもの。日常使いしているが、海に入る時は別の時計に付け替える
ブルーポートのタンクトップの胸元で、いい感じに経年変化しているペンダントはラリー・スミスとボタンワークスによるコラボアイテム

国産にこだわったオリジナルアイテムも人気。

ワーク、マリン、アスレティック、インディゴなどのキーワードをデイリーウエアに落とし込んだ「横浜発のアメカジブランド」。職人によるこだわりの国内生産なのも魅力のひとつ。店舗にはセレクトアイテムも数多く並ぶ。

【DATA】
BLUE PORT
神奈川県横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ3 階
TEL050-1472-5625
営業/10:30〜21:00
https://heath.yokohama/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

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