軍用ヴィークルでキャンプ&アウトドアへ。

  • 2023.08.01

ミリタリー好きならば、クルマ選びにもこだわりたい。ミッションによっては道なき道を進み、多くの物資や兵士を載せる軍用車。その機能美溢れる作りを、現代で活かせるのが、アウトドアフィールドである。軍用車で、センスよく外遊びするアウトドアのプロフェッショナルをクローズアップした。

「mountain mountain factory」オーナー・山口慎也さん|ヴィンテージのバイヤーやクルマ関連の仕事を経て、2017年に名古屋でマウンテン・マウンテン・ファクトリーを設立。M16のまとめ役でもある

アメリカにもファンが多い希少な名車、ピンツガウアー。

1975 PUCH PINZGAUER

軍用車だけど、どこかファニーなフェイスデザインと西海岸ライクなカラーリングが光る個性的な1台。日本国内では片手で数えるくらいしか存在しない希少車に乗るのは、名古屋の人気アウトドアショップであるマウンテン・マウンテン・ファクトリーのオーナーである山口さん。このクルマで全国各地のイベントやキャンプに自走で参加するなど、日常の足として使っているというから驚きだ。

「このピンツガウアーは、オーストリアのシュタイアダイムラープフが製造していた軍用車なんです。この企業は、メルセデス・ベンツとともにゲレンデヴァーゲンを開発したことでも有名です。ピンツガウアーは、4輪モデルの710と6輪モデルの712があるのですが、前者に当たります。

上部が幌になったソフトトップはまだ見るのですが、このハードトップの仕様はかなり珍しいんですよ。また軍用車なので、走破性は抜群ですし、ホイールベースが国産車よりも短いので、取り回しもかなり楽なんです。戦地で壊れても自身で直せるように、かなりシンプルな設計なのでメインテナンス性も高くて、かなり故障が少ないのも魅力です。

実はアメリカにのピンツガウアーファンがたくさんいて、アフターパーツも充実しているんですよ。希少性や見た目だけでなく、実用性もしっかりと兼ね備えているのが、ピンツガウアーの魅力だと思います」

ヴィンテージのモトクロスバイクを積むために、後部にはキャリアを装備している
幼少期からオフロードレースに参加しており、今も趣味として続けているそうだ

すべてのデザインに機能美が宿る。

丸目でなんともファニーなフェイスデザインであるが、オリジナルは軍用車のためオリーブカラー。それを前オーナーがオールペイントして、ホワイト×イエローのツートーンに。前後には、この軍用車を所有しているスイスアーミーのプレートが付く。

軍用車らしいヘビーデューティなインパネ周りが実に男臭い。鉄のダッシュボードに、コックピットのような計器類のレイアウトが男心をくすぐってくれる。

なんと車内に搭載しているバッテリーカバーには、ロレックスの軍用時計であるコマンドーが装着されている。その審美眼もお見事。

名作フィールドギアが揃う名古屋の人気アウトドアショップ。

日本の実力派ガレージブランドが集まったM16のまとめ役でもある山口さんのセレクトが人気。トレンドを追いすぎず、いつの時代も愛される名作が多く揃い、お宝探しをするような感覚で楽しめるのだ。

【DATA】
mountain mountain factory
愛知県名古屋市昭和区白金2-14-5
TEL052-881-1006
営業/12:00〜20:00(月・火・水・金)/ 10:00〜19:00(土・日)
休み/木曜
https://mmf.tools/
Instagram:@mmf_tools/

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

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