自分のテントもリメイクができる!
この近年、コロナ禍を経て空前のキャンプ&アウトドアブームだ。ソロキャンプにグランピングと様々なアウトドアシーンが登場している。そんな中で、使い古されて捨てられてしまうテントも年々増えているのも事実だ。そんなテントに新しい命を吹き込むべく、2021年に立ち上がったのが「Re.tent」だ。
「特にグランピングに使われるテントは、常に雨風や紫外線にさらされているので、一年に一度程度の頻度で交換をします。古いものは廃棄処分になるのですが、それらをどうにか再利用できなかと考えたんです」
と話すのは、元グランピング施設の責任者であり自らもキャンパーの山内遥介さん。Re.tentの立ち上げ人のひとりだ。グランピング施設やキャンパーが不要となったテントを回収し、備えられているパーツをすべて取り除くところから作業が始まる。サイズも大きいためその作業は容易ではない。テントに使われている素材は、主にポリエステル生地とTC(ポリコットン)。それぞれの素材を活かし組み合わせることで、これまでにはないプロダクツが出来上がる。
今後は個人のテントのリメイクも手がける予定。思い出のテントをリメイクしてずっと手元に置いて欲しい。キャンプをこよなく愛する彼らだからこそのプロジェクトだ。
テントから生まれ変わったプロダクツを紹介。
トートバッグ
サイズはMとLの2種類。軽いのに頑丈な素材なので、ガシガシ収納してもへっちゃらだ。内外に大小のポケットも装備して、使い勝手も抜群。各8300円
サコッシュ
人気のサコッシュもテントでリメイク。フロントにはポケットを装備し、よく出し入れするスマホなどの収納に便利だ。使っているテントによってデザインが異なるのも◎。8300円
巾着
ちょっとしたお出かけやバッグインバッグに最適な巾着。パラコード付きで、サコッシュとしてつかうことも可能だ。3800円
エプロン
水や火の粉に強いTC素材を使ったエプロン。ネック部はナイロン地のテントの一部を使用したデザインがおしゃれ。7900円
【DATA】
Challenge Outdoor
https://retent.me
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年6月号 Vol.350」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ
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