キャンプサイトの明かりは焚き火台の火が主役そしてランタンで足元を照らす。
焚き火をする際に必要な薪は、焚き火台のサイズに合わせて調節。その際、ナイフ1本で薪を割るバトニングや細めの薪で焚き付けやすいようにするフェザースティックといったテクニックが必要となる。着火し、火が安定するまでの下準備は仲間同士で手分けすれば時間も短縮できる。
飯盒に入れた白米は焚き火台を跨ぐようにアイアンのトライポッドに吊るされ、直火で加熱。初めは中火、水分が吹き始めたら火力を強め一気に炊き上げる。
夜のキャンプシーンにおいてランタンは必要不可欠なアイテム。大抵、真っ暗な森や川など自然の中にいるため、街灯が設置されていることはほぼ見込めない。そうなればランタンの光のみでキャンプサイトを動くことがほとんど。焚き火台を囲んだ席を外し、テントに行く時など、特にペグで固定されたテントのロープなどで足を引っ掛けて大怪我をしてしまうなんてことになったら、せっかくの楽しいキャンプも台無しになってしまうため注意したい。
テント脇に並べた愛車がランタンの明かりのみで灯される光景を見られるのはバイクキャンプならでは。ただし強風時など火器の取り扱いには注意したい。
共通の趣味、気の合う仲間同士で夜更けまで存分に語らう楽しみ。
キャンプの醍醐味のひとつである料理。昔ながらのスタイルである飯盒を直火でじっくりと加熱し、ふっくらと炊き上がった白米に塩胡椒のみで味付け。プレートで香ばしく焼き上げた肉が食欲をそそる。
深い森の暗闇の中で焚き火を中心に、各々が持ち寄ったランタンの柔らかな明かりがキャンプサイトを灯す。そこには人工的な光では決して作り出すことができない暖かな空間が広がっていた。
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男たちのキャンツーいかがだったでしょうか? きちんとした装備の準備さえしておけば、雨の中でもここまで楽しめる。ぜひ参考にしてみてほしい。
(出典/「別冊Lightning Vol.229 キャンプの本」)
Text/T.Itakura 板倉 環 Photo/D.Hakozaki 箱崎太輔
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