乗って楽しくなければクルマじゃない!ロッキーオートが提案するアメリカンスタイルのフェアレディZ。

  • 2023.07.04  2022.06.25

日本のクルマだが、アメリカンスタイル、そんなクルマが存在する。ここで紹介するのは240Z。つまりアメリカのZだ。ここではアメリカでカスタムされた、アメリカンスタイルのフェアレディZを紹介する。

日本の道路状況でも運転しやすい、アメリカンスタイルの日本車。

アメリカにも日本同様、旧いZの愛好家が多く存在している。ただし日本と少し異なるのはそのカスタムに方向性。国内のZ乗りはL型エンジンとキャブレターにこだわるが、アメリカのZは’90〜’00年代の日本製スポーツカーのエンジンに載せ替えることも多い。ここで紹介するロッキーオートが現在販売している240Zも、エンジンがターボ付のRB25に換装されている。

この個体はもともとアメリカで製作されたもの。それをロッキーオートが輸入し、日本の道路状況に合うよう、冷却系などを中心に見直しされている。

日産のRBシリーズのエンジンの中でも、最もバランスがいいとされているRB25DETを搭載し、ブーストアップなどでライトチューン。軽い車体ということもあり、走行中でもアクセルをドンッと踏み込めば、やすやすとリアタイヤが空転するほどのパワー感。とはいえ扱いにくいことはない。クラッチは軽く、ミートポイントもごく普通。パワステも付いていることもあり、日常使いはもちろん、ワインディングなどのスポーティな走行も楽しめる。左ハンドルなのでウインカーレバーとシフトに戸惑うかもしれないが、走り出してストップ&ゴーを繰り返せばすぐに慣れるだろう。

インプレッションは編集部のイスカンダルが行った。本人は国産旧車以外に旧い欧州車にも最近は興味が出てきたようだが、パワーよりライトウエイトなクルマが好きなことは一貫している

注目したいのはヴィンテージエアー社のオートエアコンがインストールされている点。こういった快適装備は現在の自然環境を考えると非常にありがたい。真夏にクーラーを使うかどうかは別として、あるとないとでは気分的にも大違いだ。そしてもうひとつのポイントがリアに鎮座した巨大なスピーカー&ウーハー。アメリカのカスタムカーの多くは、どれも音響設備にも手を抜いていない。それがヴィンテージカーであってもだ。速さだけでなく、ドライブそのものを楽しむのがアメリカのカスタムスタイルなのだろう。

ロッキーオートの渡辺社長もこのクルマに太鼓判を押す。乗ること自体が楽しい、クルマの本来の楽しみ方を具現化した一台だ。

数多くのヴィンテージカーを手がけてきたロッキーオート・渡辺喜也社長も太鼓判を押す一台。車検も付いており、即乗り出し可能だ

1973 DATSUN FAIRLADY Z with RB25DET

メタリックブルーにオールペンされ、シルバーのレーシングストライプが入った1973年製のフェアレディ240Z(HLS30)。車両本体価格は878万円となり、車検付きでロッキーオートで発売中だ。

ターボ付のRB25DETを搭載。ブーストアップされ、それに伴いタービンを大型化。軽い車体ということもあり、強烈な加速を体感可能
清潔感のある室内。シートはサイドランバーサポートのある物に変更されている。シンプルな雰囲気で仕上がられた大人のカスタムな雰囲気を感じる
後付けエアコンはヴィンテージエアー製をインストール。パネルも綺麗に取り付けられている。真夏でも快適なドライブが可能
メーターはオートメーター製のファントムにリプレイス。レーシーな雰囲気にするにはうってつけのモディファイだ
リアには巨大なスピーカーとウーハーをセットする。どんなチューニングカーにもスピーカーをセットするのが米国流カスタム
8本スポークのホイールはアメリカ製のKONIG(コーニック)。サイズは16インチでタイヤは前後ともに205/55を装着する

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

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