王道501XXを究極まで追い求めた、本物顔負けの「ジェラード」の作りこみジーンズ。

旧きよき時代の雰囲気やディテールなどを忠実に再現しながらも、現代的な着こなしにマッチするジーンズ。そんなジェラードの物づくりの原点は、王道501XXにあった。そんなジェラードが所有するヴィンテージジーンズの数々。その中でも完成形と言われることの多い、501XX “1947 モデル”と、フラッグシップモデルともいえる301XXをピックアップ!

「ジェラード」代表・後藤洋平さん

高円寺のヴィンテージショップ経営・古着バイヤーという経験を活かし、ジェラードを立ち上げる。世界中のヴィンテージウエアをモチーフに、現代的に再構築する物づくりの姿勢に、共感するファンは多い。

ジェラードが研究を重ねる、ジーンズの王道モデル。

ヴィンテージショップからスタートし、オリジナルプロダクツの展開を広げるジェラード。トータルコーディネイトできる幅の広さが魅力であり、ヴィンテージをベースとした独自の作り込みと、現代的なシルエットで再構築する。そんなこだわりのあるモノづくりのひとつに、ジーンズがある。

501XX 1947年前期モデル|WWII終結により物資統制が解かれ、本来の501XXに戻りつつある、1947年前期モデル。フロントボタンの数が少ないタイプとなっており、バックポケットのステッチも美しく、シルエットも細いため色気を感じる1本
31インチサイズのためフロントボタンの数が通常よりも少ない。大戦期の名残りを感じさせる

「我々のジーンズのモノづくりにおいて、多大なる影響を与えた存在がジーンズの王道である501XXで、その中でもファンの間で完成形と呼ばれることの多い1947モデルです。

ちょうど55デニムのリニューアルも控えており、我々が最初に解体し研究したのが’50年代初頭の1947後期モデル。米綿の種類から選定し、糸やインディゴの色味、打ち込み本数など解体したXX生地の数値通りに、1950年代の織機で織り上げてジェラードオリジナルデニム生地である“LAST RESORT(伝家の宝刀)”が誕生しました。

科学的アプローチで製作しており、穿き心地の柔らかさ、色落ちの速さにこだわって作っています。そして現在は1947前期モデルである、’40 年代の501XXのデニム生地製作を企画中です。新たに誕生するデニム生地にご期待ください!」

501XX 1947 年後期モデル|ジェラードが展開する301XXのディテールに近い、’50年代の片面タブを持った501XX 1947年後期モデル。バックポケットの形状やサイドステッチが短い仕様など、一般的な1947年モデルでは見受けられないディテールが魅力だ
短いサイドステッチは両面タブの革パッチに多く見られる。移行期の意匠がMIXするのも面白い

こちらも注目! 生地の再現性にこだわるフラッグシップモデル。「JELADO 301XX」【8カ月着用】

オリジナルデニム生地 “LAST RESORT(伝家の宝刀)”を使用したジェラードの意欲作。当時の革パッチをベースに、バックポケットの特徴的な形も再現し、一筆での縫い方も、最後を三角で留めた縫い上げも再現する。

モヘアニット/ JELADO “Cobin”、カットソー/ JELADO Blue Label “Malib”、アクセサリー/ FIRST-ARROW’s、ブーツ/ The Two Monkeys “Sportif”

20代当時の古着ファッションを、少し着方やサイズ感を変えて今っぽく着ています。今の自分の年齢考えて、あまりルーズなスタイルにならないようにして、綺麗にエイジングした301XXを合わせました。着用期間は8カ月ほどですがしっかりと味が出たと思います。

驚くほどの柔らかい穿き心地と、色落ちのスピード感が魅力の301XX。バックヨークのパッカリングや、コインポケットの色落ちなど、ポイントにしっかり味がでるのが特長だ

(出典/「Lightning2022年4月号 Vol.336」)