最近ではブーツブランドも立ち上げ勢いに乗る「アディクトクローズ」。東京店に続いて2号店をオープンさせたのは北陸・富山。ブランドを構成する世界観を今まで以上に表現するためには、もっと大きなスペースが必要だったという彼らが行き着いた、富山にある“巨大倉庫”を使った店舗を紹介しよう。
至る所にあるヴィンテージバイクの存在感。

これまでになかった英国のヴィンテージスタイルを提案するという切り口で、いま勢いのあるブランドの一つである「アディクトクローズ」。新宿・四ツ谷に拠点を構えているが、第2号店は富山にある。

旧い倉庫をリノベーションした店内は、まるで学校の体育館を彷彿させる広さを誇る。もともと自動車の修理工場だったというだけあってオイル染みなどが残る味のあるフロアが特徴で、修理販売もしているヴィンテージバイクともマッチしている。

またレンガブロック、古材、コンクリート、鉄といったマテリアルで構成された店内は、倉庫の魅力の全てを包括しているといっても過言ではない。

「東京の本店も十分広いのですが、どうしても東京だとスペースに制限があります。そこで将来的にメーカーとしての多彩な機能やもっと自由な表現を可能にするため過去に店を構えていた富山に店をオープンしたんです」
と語る代表の石嶋さん。現在は倉庫の半分をショップスペースにしてカウンターで区切り、残りをレザーの裁断を行うファクトリーやストックヤードとして広い空間を有効活用。とはいえ、それでも店内は、贅沢に商品群をレイアウトしているため、訪れた人はゆっくりとショッピングができ、アディクトの世界観を堪能できるのだ。








大きな空間を贅沢に使った店内は、もはやショップというよりショールームといった雰囲気。随所に飾られる什器やラグなど戦前の世界観で統一しているので、倉庫がよりクラシカルに見える。富山を訪れる機会があれば、もはや観光スポットとして足を運ぶ価値ありだ。
【DATA】
ADDICT CLOTHES 富山店
富山県富山市下赤江町1-3-18
TEL076-471-6656
営業/12:00~20:00
休み/月曜
http://addict-clothes.com
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(出典/「Lightning 2018年2月号 Vol.286」)