2ページ目 - 町田の人気古着屋「JAM」がおすすめする英国ヴィンテージ16選。

「無数の古着を触っていると生地がいいと感じるのが英国なんです」

「JAM」大嶋尚広さん|町田にある名店、ジャム。アメリカ、イギリス、フランスの古着を独自の感覚でミックスした品揃えは業界内でもファンが多い。イギリスのヴィンテージの醍醐味を欧州担当バイヤーの大嶋さんに語ってもらった。

「ファッションの主流がオーバーサイズになったこともあり、バーバリーやグレンフェル、アクアスキュータムなどのクラシックなオーバーコートは人気が上がっていますね。特に一枚袖と呼ばれるアウトシームのないバルマカーンコートは人気がすごく、入荷の度にすぐ売れてしまいます。バーバリーならライダーやタイロッケンなどのレアなモデルや、珍しいファブリックの仕様はかなりのプライスになっていますね。

ヴィンテージのオーバーコートは、アクアスキュータムのもの。着丈の短いモデルを選べば、スタイリッシュに着こなすことができるのだ

また最近再燃しているのがバブアーです。以前に流行った時は小さなサイズがメインだったのですが、今は40以上のものが人気を集めていますね。また有名ブランドやセレクトショップなどが手掛けたことから、スペイなどのユニークなモデルやラグランスリーブのロング丈など、今までは躊躇していたようなキャラクターの強いものが人気を集めています。

コンディションやデザインもしっかりと吟味しているので、古着に抵抗がある人でも問題なし。グレンフェルを筆頭に、デッドストックのものもかなり揃っている。アメリカ物は1950年代のオープンカラーシャツやミリタリーウエア、リーバイスなどの王道を抑えつつも、センスの良いコアなアイテムもうまくブレンドしているのが好印象

個人的に狙い目なのがニットですね。特にスコットランド製のカシミアでブラックカラーというのはかなり数が少なく、クルーネックとなるとさらに数が減る印象です。全体的に見ると、イギリスのヴィンテージはとにかく生地が素晴らしい。バイイングをする時に手触りだけを頼りにピックアップするとだいたいイギリスなんですよ」

ビルの2階にあるショップ内には、イギリス、アメリカ、フランスのヴィンテージに加えて、現行のブランドもミックスされている。それでいてどこか共通点があるから不思議だ
スーベニアジャケットなどの王道アイテムも抑えつつ、通好みなアイテムもうまくミックスするセンスが素晴らしい。入荷日は入場規制するほどの人気ぶり。SNSは要チェックである
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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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