これが、ハングロールの「黄金比」だ。
正面から見た姿。ロールアップした裾を、ブーツのシャフトに引っ掛けて作るハングロール。ブーツの存在感が増すが、膝下にたるみが若干出るため、ブーツインほどかっちりし過ぎずラフな印象を受けるのが特徴。
これが横から見た姿。ハングロールを横から見るとこんな感じ。ブーツを履く際に、デニムの裾がシャフトに引っ掛かってしまった……的な無造作感が出せれば完璧。スタッズなどのカスタムブーツにもハングロールは最適だ。
モヒカン小川が伝授! 正しいハングロールの作り方。
ハングロールの作り方自体は決して難しくはないが、重要なのは「膝のたるみ具合」。膝にデニムの余剰分が出過ぎると、美しくない。これを基本にいろいろ試して、自分なりの「正解」を編み出してほしい。
【ステップ1】ちょっと“上げめ” のロールアップを作る。
「あとワンロールすれば、シャフトの上まで見えてしまう」くらいのロールアップ(微妙だけど)を作る。もっと無造作にくしゃっとロールアップするのもアリ。
【ステップ2】シャフトの後部に、裾を引っ掛けて完成。
まずはシャフトの後部に、ロールアップした裾を引っ掛け、前の裾部分を下に垂らすイメージ。こうすることで、自然な感じのハングロールが完成する。
これはやってはいけない! ダサいハングロール。
先にも書いたが、ハングロールのキモは「膝のたるみ具合」。もしロールアップしないでハングロール(ロールじゃないけど)すると、下の写真のような、鳥皮串みたいになってしまう。これはNG。こんな風にならないよう、何ロールすれば最適なたるみになるか、いろいろ試してみるべし。
パンツが太いときは……上のストラップをはずすべし。
ミリタリーパンツやペインターのように、パンツが太い場合、シャフト後部に裾が引っ掛からなかったり、また見た目のバランスが悪くなってしまうことがある。そんな時は、シャフト上部のストラップを外してしまおう。これなら引っ掛けやすく、見た目のバランスも取りやすい。
上部のストラップを外すことで、シャフトが開き、ブーツが広がるため、太いパンツとのバランスがよくなる。是非やってみて!
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(出典/「Lightning Vol.308」)
Text/T.Ogawa 小川高寛 Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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