「デウス エクス マキナ」が手掛けた新たな車両が面白い。現代的なフラットトラックレーサーのエッセンスを取り入れたスタイルだが、まったく新たなカタチを提案しているのが面白い。ベースはホンダのネイキッドバイクであるVTR250。
通常ではストリートのカスタムベースとしてはあまり使われない車両をチョイスするビルダーのセンスもまた面白い。ビルダーは「デウス エクス マキナ」原宿店のカスタムバイクを一手に担うマシュー・ロバーツ。彼自身日ごろからオフロードやダートトラックに興じているため、今回のカスタムにはより力が入ったという。
Honda VTR250 “SOUTH PAW” by Deus Ex Machina

「ベース車両はVTR400とも迷ったんだ。でもダート性能や街乗りなどのフレキシブルさを考えてVTR250に決めたんだよ」
驚くことに、ここまでモディファイが施されているが、リアのサブフレームを取り外しただけで、一切チョップしていない。そんな扱いやすさもベース車両に選んだ理由のひとつだという。カラーリングは、「デウス エクス マキナ」の今年の春夏コレクションからインスパイアされたという色を’70年代レーサー風にペイント。フレームはウォームグレーを使い、温かみのある雰囲気に仕上げている。現代的なスタイリングにクラシカルな外装を纏ったVTR250は、必見だ。

いろいろ面白い「VTR250」のディテールをチェック!







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http://deuscustoms.com/
(出典/「Lightning 2017年6月号 Vol.278」)