いま秩父が熱い! 注目の秩父表参道Lab.へ行ってみた。ちちぶホステル編

いま、少しずつ変わりつつあり、若者や海外から注目されている秩父地方。歴史と伝統、そして昔話が根付くこの地域は昔ながらの観光スポットでもあります。そこで前回に続き、秩父神社の番場通り(表参道)にある築70年ほどの建物をリノベーションして作られた秩父表参道Lab.にスポットを当ててみた。今回は内包する民泊施設「ちちぶホステル」をご紹介。

▼前回のお話はこちらから

いま秩父が熱い! 注目の秩父表参道Lab.へ行ってみた。MAHOLLO BAR編

いま秩父が熱い! 注目の秩父表参道Lab.へ行ってみた。MAHOLLO BAR編

2023年09月19日

前オーナーが居住していたスペースを民泊施設にリノベ

秩父表参道Lab.は、1階に秩父麦酒のオフィシャルタップルーム「MAHOLLO BAR(まほろバル)」と、自ら育てた食材を使ったイタリアンレストラン「クチーナ・サルヴェ」、そして地元のクリエイターの作品を販売するお土産コーナーなどがあり、2階には民泊施設「ちちぶホステル」、3階にはレンタルスペース「SKY-LOUNGE」を設けた複合施設。観光客はもちろん、地元の人たちの集いの場としていま注目を浴びている。

今回紹介するのは「ちちぶホステル」。

以前のオーナー家族が住んでいた居住スペースを、DIYでリノベーションして民泊施設への変貌させた。この建物は築70年と40~50年ほどの3つの建物をつなげた構造になっており、その作りを活かしてリノベーションしているのが特徴だ。

部屋は3種類あり、和モダンなデザイン。秩父表参道Lab.を構成している坪内三兄弟の中で統括担当の長男、明さんを中心に内装デザインやDIYを行った。

「梁や欄間など、元の作りをそのまま残しながら、壁などは塗り直しました。建物を増築しているので、廊下の段差もありますが、それも味ですね」

各所のインテリアも、以前インテリア販売をしていた明さんがコーディネイト。そのセンスの良さが空間作りにも活かされているのがよくわかる。

秩父神社へと続く番場通りにある秩父表参道Lab.。ちちぶホステルはこの建物の2階部分。脇の細道を入るとホステルの入口がある。
201号室はダブルベッドとデスク、ソファを設置した洋室。大きな窓があり昼間でもとても明るく落ち着いた空間。1泊1〜2名1万3200円

207号室は和室で、寝室と居間を襖で仕切ることができる。床の間や欄間などそのままに、壁をえんじ色に塗り替えた。1泊1〜2名様1万3200円~(1名追加ごとにプラス6600円)、最大5名まで。

和洋室の205号室。シングルベッド2台に布団2セットを用意しており最大4名まで宿泊可能。実家感を残した和モダンデザイン。1泊1万4400円~(1名追加ごとにプラス7700円)

※ハイシーズンは価格が変わるのでお問い合わせを。

学生から家族、外国人まで様々な人が利用

建物は古いけれど、とても快適に過ごせるのも人気の理由のひとつだろう。ホステルの中央には卓球台をテーブルにした集いのスペースやソファスペース、そしてキッチンなどの設備もあるため、学生や家族での貸し切りをする人たちも多いとか。

ホステル内にはキッチンや卓球台を使った大きなテーブルといった共有スペースもあり、料理を作ってみんなここで食べることも可能だ。家族や友人同士で貸し切って過ごすのも楽しい。

元は居住スペースだっただけに、まるで家にいるような感覚で利用できるのもいい。バスルームやトイレは新しいものを入れているため、女性も気になる水回りも安心だ。

夜は1階のまほろバルやクチーナ・サルヴェで美味しいビールや料理を楽しみ、存分に楽しんだら2階でまったりと過ごす……なんて使い方もできてしまう。

秩父観光に役立つ情報もその場でゲット

共有スペースには秩父観光を楽しんでもらえるよう、様々な情報を集結させている。

またホステル内に常駐している管理人さんは、地元出身ということだけでなく、秩父エリアの見所やおすすめのお店など自ら実体験しながら教えてくれるため、その情報に間違いはない。このエリアに伝わる伝説や昔話にも詳しいので、話を聞いてから観光してみるのもいいだろう。とても頼りになる存在だ。

こちらも共有のソファスペース。壁一面には秩父の観光スポットをチョークで書き込んだおしゃれな空間。

思い出にお土産を買って帰ろう。

1階には地元のクリエイターに棚を貸し、作品を販売するコーナーもある。アクセサリーや雑貨など温もりのあるラインナップで、旅の思い出づくりに一役買ってくれるはず。また秩父麦酒も販売しているので、自宅でもまほろバルの余韻に浸ってみるのもいい。ちなみに毎月異なる秩父麦酒が届くサブスクもあるので、ぜひ利用してみて欲しい。

秩父麦酒やクリエイターの作品が買えるお土産コーナー。iPhoneの修理も行っている。土壁の奥にはイタリアンレストラン「クチーナ・サルヴェ」がある。この土壁は、「クチーナ・サルヴェ」の畑の土を使っているそう。

気を張らずに利用できる秩父表参道Lab.。その居心地のよさに、二度三度と利用したくなること間違いなし。秩父観光やワーケーションの拠点におすすめのスポットだ。

【DATA】
ちちぶホステル/秩父表参道Lab.
埼玉県秩父市番場町17-14 2F
TEL0494-24-3000
10時~19時
水・木曜休
チェックイン16時~23時/チェックアウト10時
https://www.chichibu-lab.jp/

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...