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前オーナーが居住していたスペースを民泊施設にリノベ
秩父表参道Lab.は、1階に秩父麦酒のオフィシャルタップルーム「MAHOLLO BAR(まほろバル)」と、自ら育てた食材を使ったイタリアンレストラン「クチーナ・サルヴェ」、そして地元のクリエイターの作品を販売するお土産コーナーなどがあり、2階には民泊施設「ちちぶホステル」、3階にはレンタルスペース「SKY-LOUNGE」を設けた複合施設。観光客はもちろん、地元の人たちの集いの場としていま注目を浴びている。
今回紹介するのは「ちちぶホステル」。
以前のオーナー家族が住んでいた居住スペースを、DIYでリノベーションして民泊施設への変貌させた。この建物は築70年と40~50年ほどの3つの建物をつなげた構造になっており、その作りを活かしてリノベーションしているのが特徴だ。
部屋は3種類あり、和モダンなデザイン。秩父表参道Lab.を構成している坪内三兄弟の中で統括担当の長男、明さんを中心に内装デザインやDIYを行った。
「梁や欄間など、元の作りをそのまま残しながら、壁などは塗り直しました。建物を増築しているので、廊下の段差もありますが、それも味ですね」
各所のインテリアも、以前インテリア販売をしていた明さんがコーディネイト。そのセンスの良さが空間作りにも活かされているのがよくわかる。
※ハイシーズンは価格が変わるのでお問い合わせを。
学生から家族、外国人まで様々な人が利用
建物は古いけれど、とても快適に過ごせるのも人気の理由のひとつだろう。ホステルの中央には卓球台をテーブルにした集いのスペースやソファスペース、そしてキッチンなどの設備もあるため、学生や家族での貸し切りをする人たちも多いとか。
元は居住スペースだっただけに、まるで家にいるような感覚で利用できるのもいい。バスルームやトイレは新しいものを入れているため、女性も気になる水回りも安心だ。
夜は1階のまほろバルやクチーナ・サルヴェで美味しいビールや料理を楽しみ、存分に楽しんだら2階でまったりと過ごす……なんて使い方もできてしまう。
秩父観光に役立つ情報もその場でゲット
共有スペースには秩父観光を楽しんでもらえるよう、様々な情報を集結させている。
またホステル内に常駐している管理人さんは、地元出身ということだけでなく、秩父エリアの見所やおすすめのお店など自ら実体験しながら教えてくれるため、その情報に間違いはない。このエリアに伝わる伝説や昔話にも詳しいので、話を聞いてから観光してみるのもいいだろう。とても頼りになる存在だ。
思い出にお土産を買って帰ろう。
1階には地元のクリエイターに棚を貸し、作品を販売するコーナーもある。アクセサリーや雑貨など温もりのあるラインナップで、旅の思い出づくりに一役買ってくれるはず。また秩父麦酒も販売しているので、自宅でもまほろバルの余韻に浸ってみるのもいい。ちなみに毎月異なる秩父麦酒が届くサブスクもあるので、ぜひ利用してみて欲しい。
気を張らずに利用できる秩父表参道Lab.。その居心地のよさに、二度三度と利用したくなること間違いなし。秩父観光やワーケーションの拠点におすすめのスポットだ。
【DATA】
ちちぶホステル/秩父表参道Lab.
埼玉県秩父市番場町17-14 2F
TEL0494-24-3000
10時~19時
水・木曜休
チェックイン16時~23時/チェックアウト10時
https://www.chichibu-lab.jp/
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