ヴィンテージを取り入れたスタイルは、もはやライフスタイルの一部。
バイクやウエア、アクセサリーや時計など、ヴィンテージをこよなく愛する髙木氏。自身のプロダクツでもヴィンテージをモチーフとしたレザークロージングを展開する。デザインこそ普遍的だが、革のエイジングのようにモノの表情や趣、存在感を重視するため、ヴィンテージミックススタイルが彼のライフスタイルの一部に根付いているのだ。
髙木英登さんの愛用品を紹介。
1960年代以降のUSNが採用したデッキジャケットをベースにオイルドキップレザーで再現。ボア裏地も装備され防寒性に優れる。
スマートフォン、財布など身の回りのものを収納し持ち歩くのに便利なレザー製のポーチ。常に身につけていても邪魔にならないほどよいサイズ。
5年前に企画したエンジニアブーツは1948年式ハーレーダビッドソンELに跨る際に欠かせない装備品。また絵を描く際にも履いているため特有の皺やエイジングが見られる。
1910年代前後に作られたHOWARD WATCH CO. のポケットウォッチ。ケースに施された装飾からヴィクトリア王朝時代からの流れを思わせる。
1920~1940年代頃までのヴィンテージナヴァホのバングルとリング。木の化石で知られるペトリファイドウッドが装飾に使われているのも貴重だ。
美大卒、講師までするほどの髙木氏が、目下夢中なのは半裁の革をキャンバスに見立て作品を描いている。いずれこの革を使ったプロダクツが生まれる日も近い⁉
(出典/「CLUTCH2024年5月号 Vol.95」)
Photo by Takeru Sugiho 杉保毅留 Text by Tamaki Itakura 板倉環
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