世界中のヴィンテージアイウエアに魅了されて……。

ヴィンテージという概念が存在する世界には、必ずコレクターが存在し、そのカテゴリーは細分化され、奥深い世界が広がっている。ここではそんなコレクターの中でも、ヴィンテージアイウエアに魅せられた松島慶祐さんを取材した。

国や年代にこだわらず、フラットな視点で集めたヴィンテージアイウエア。

松島慶祐。1983年生まれ。24才の時に渡英。2007年よりイギリスでバイヤーとして活躍し、2011年にGIG LAMPSをオープン。2014年には姉妹店 THE CLOCK WORKERのサイトをローンチした。Instagram:@giglamps @theclockworker https://www.gig-lamps.com/ https://theclockworker.com/

15年以上前からヴィンテージのアイウエアをコレクションしていた松島さん。転機となったのはAMERICAN OPTICALのセーフティを購入したこと。

そこからヴィンテージアイウエアの魅力を知り、現在は1900初頭〜90年代のアイウエアを、国や年代に関係なく収集するように。各時代の特性が反映されたフレームデザインを、フラットな目線で集めている。

そんな松島氏だからこそ集まったヴィンテージフレームは、自身のショップでも販売されており、その数は5000本を超える。しかもほとんどがデッドストックであり、さらにキャリア40年以上の達人による徹底したメンテナンスが施されている。

そんな名作たちが、店頭に所狭しと並ぶ光景はまさに圧巻。そこにストーリーテラーでもある松島氏の接客を味わえるとなれば、鬼に金棒。是非とも訪れてほしい名店だ。

1.1950s B&L Ray-Ban DEEP FREEZE Ⅳ

DEEP FREEZE Ⅳ B&L RAYBANが米国空軍に納入したアビエーターサングラス。12Kの金張りフレームで寒冷地仕様のゴム巻き仕様の米軍用個体。鬼レアなミラーカリクロームレンズを装着。

2.1950s B&L Ray-Ban WAYFARER

当時のBausch&Lomb本社で働いていた人物から譲ってもらった最初期のウェイファーラーの未開封デッドストック。納品時の真空状態で、初期のみの展開していたレンズ色。

3.1940~50s Universal Optical MANSFIELED

ジェームス・ディーンが愛用していた知る人ぞ知るMANSFIELED。同じくジョン・F・ケネディ大統領も同モデルを愛用しており、そちらは博物館に収蔵されている。

4.1910~30s SOLID GOLD FRAME

現代ではコスト的に製造が難しい当時の金無垢のフレーム。上2つと右下が14K のAMERICAN OPTICAL、中央イギリス製アンティーク、左下がBausch&Lombの10K。

5.1930s Bausch&Lomb

12K金張りの2ポイントリムレスは、すべてデッドストック。ディスプレイトレーもBausch&Lomb社製で、販売店に支給されていたアドバタイジングものである。

6.1960s AMERICAN OPTICAL SIRMONT

マルコムXが愛用し、ブロータイプをサーモント型と敬称する語源となった名作中の名作。当時の紙台紙の付いたデッドストックで、一番人気のブラック。

7.1950~60s TART OPTICAL ARNEL

キングオブヴィンテージフレームであるタートアーネルは、すべてデッドストックでカラバリを網羅。40から48まで全サイズ所有。

8.1960~70s CUTLER AND GROSS ROUND FRAME

極太テンプルでハンドメイドインイングランドの圧巻の佇まい。貴重な最初期頃の作品で、滅多に市場に出ないスペシャルピースだ。

9.1960s OLIVER GOLD SMITH Goo Goo

ロンドンのV&Aミュージアムにも収蔵されている当時のOGの有名モデル。ハンドメイドインイングランド製。色違いで3色所有。

10.1989 Alain mikli 10th ANNIVERSARY FRAME

10周年を記念した非売品のスペシャルピース。10の文字をフレームに落とし込んだアヴァンギャルドデザイン。1989年。

11.1980~1990s alain mikli MICRO ROUND

1989年にリリースされたマイクロラウンドの非売品プロトタイプ。フレームにストーンを施したMid Centuryインスパイアのデザイン。

12.1980~1990s alain mikli MICRO ROUND

超小振りなラウンドフレームでモードな雰囲気を醸し出す1989年の作品。掲載していないが、クリア2色を含めた全10色を所有。

(出典/「CLUTCH2023年8月号 Vol.92」)

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