世界中のヴィンテージアイウエアに魅了されて……。

  • 2023.09.09

ヴィンテージという概念が存在する世界には、必ずコレクターが存在し、そのカテゴリーは細分化され、奥深い世界が広がっている。ここではそんなコレクターの中でも、ヴィンテージアイウエアに魅せられた松島慶祐さんを取材した。

国や年代にこだわらず、フラットな視点で集めたヴィンテージアイウエア。

松島慶祐。1983年生まれ。24才の時に渡英。2007年よりイギリスでバイヤーとして活躍し、2011年にGIG LAMPSをオープン。2014年には姉妹店 THE CLOCK WORKERのサイトをローンチした。Instagram:@giglamps @theclockworker https://www.gig-lamps.com/ https://theclockworker.com/

15年以上前からヴィンテージのアイウエアをコレクションしていた松島さん。転機となったのはAMERICAN OPTICALのセーフティを購入したこと。

そこからヴィンテージアイウエアの魅力を知り、現在は1900初頭〜90年代のアイウエアを、国や年代に関係なく収集するように。各時代の特性が反映されたフレームデザインを、フラットな目線で集めている。

そんな松島氏だからこそ集まったヴィンテージフレームは、自身のショップでも販売されており、その数は5000本を超える。しかもほとんどがデッドストックであり、さらにキャリア40年以上の達人による徹底したメンテナンスが施されている。

そんな名作たちが、店頭に所狭しと並ぶ光景はまさに圧巻。そこにストーリーテラーでもある松島氏の接客を味わえるとなれば、鬼に金棒。是非とも訪れてほしい名店だ。

1.1950s B&L Ray-Ban DEEP FREEZE Ⅳ

DEEP FREEZE Ⅳ B&L RAYBANが米国空軍に納入したアビエーターサングラス。12Kの金張りフレームで寒冷地仕様のゴム巻き仕様の米軍用個体。鬼レアなミラーカリクロームレンズを装着。

2.1950s B&L Ray-Ban WAYFARER

当時のBausch&Lomb本社で働いていた人物から譲ってもらった最初期のウェイファーラーの未開封デッドストック。納品時の真空状態で、初期のみの展開していたレンズ色。

3.1940~50s Universal Optical MANSFIELED

ジェームス・ディーンが愛用していた知る人ぞ知るMANSFIELED。同じくジョン・F・ケネディ大統領も同モデルを愛用しており、そちらは博物館に収蔵されている。

4.1910~30s SOLID GOLD FRAME

現代ではコスト的に製造が難しい当時の金無垢のフレーム。上2つと右下が14K のAMERICAN OPTICAL、中央イギリス製アンティーク、左下がBausch&Lombの10K。

5.1930s Bausch&Lomb

12K金張りの2ポイントリムレスは、すべてデッドストック。ディスプレイトレーもBausch&Lomb社製で、販売店に支給されていたアドバタイジングものである。

6.1960s AMERICAN OPTICAL SIRMONT

マルコムXが愛用し、ブロータイプをサーモント型と敬称する語源となった名作中の名作。当時の紙台紙の付いたデッドストックで、一番人気のブラック。

7.1950~60s TART OPTICAL ARNEL

キングオブヴィンテージフレームであるタートアーネルは、すべてデッドストックでカラバリを網羅。40から48まで全サイズ所有。

8.1960~70s CUTLER AND GROSS ROUND FRAME

極太テンプルでハンドメイドインイングランドの圧巻の佇まい。貴重な最初期頃の作品で、滅多に市場に出ないスペシャルピースだ。

9.1960s OLIVER GOLD SMITH Goo Goo

ロンドンのV&Aミュージアムにも収蔵されている当時のOGの有名モデル。ハンドメイドインイングランド製。色違いで3色所有。

10.1989 Alain mikli 10th ANNIVERSARY FRAME

10周年を記念した非売品のスペシャルピース。10の文字をフレームに落とし込んだアヴァンギャルドデザイン。1989年。

11.1980~1990s alain mikli MICRO ROUND

1989年にリリースされたマイクロラウンドの非売品プロトタイプ。フレームにストーンを施したMid Centuryインスパイアのデザイン。

12.1980~1990s alain mikli MICRO ROUND

超小振りなラウンドフレームでモードな雰囲気を醸し出す1989年の作品。掲載していないが、クリア2色を含めた全10色を所有。

(出典/「CLUTCH2023年8月号 Vol.92」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部