希少なクラシックカーが一堂に会する夢のイベント。
1972 ALPINE A110 1600s
世界ラリー選手権(WRC)の初年度となる1973年。圧倒的な強さを見せ初代チャンピオンとなったことで有名なモデル。フランスのレーシングドライバーで、RENAULTのディーラーを営んでいたジャン・レデレがワークスチームとして設立したのがALPINEブランドの始まり。
1964 Maserati Mistral Spyder(3500)
Maseratiの伝統である風由来のネーミングを冠したシリーズの第一弾として、1964年から1970年に作られたミストラル。ジュネーブ・モーターショー1964でデビュー。
1988 Porsche 944 Turbo S
1983年から1991年まで作られた944。リトラクタブルヘッドライトを装着したフロントフェイスが印象的。デザイナーは、924をデザインしたオランダのハーム・ラガーイ。
1963 Alfa Romeo Giulia Spider
量産車メーカーへと転換したAlfa Romeo社が1962年から4年間手掛けたオープンボディのスパイダー。小型モデルのジュリエッタをベースとしたことから姉妹と呼ばれる。
1973 Ferrari Dino 246GT
1969年から5年間生産された246GT。Ferrari初のミッドシップ、V型6気筒エンジンを搭載したことから、新たなブランド名として創業者であるエンツォ・フェラーリの長男の愛称でもあった「Dino」の名前を冠したモデル。クーペとスパイダーと2モデルが存在。
1970 Porsche 916/6
フォルクスワーゲンと共同開発したことにより、ワーゲン・ポルシェという愛称で親しまれる914は、1970年代以降、実質、Porscheのエントリーモデルとなった。914/6は911 Tと同じ2.0リッター水平対向6気筒エンジンを搭載している。
1960 Mercedes-Benz 190SL
1954年にニューヨーク国際オートショーでデビューした初代190SL。同時に走りに特化したスパルタンな300SLも解禁され、注目を浴びたカリスマ的モデルとして知られる。
1987 Ferrari F40
1987年にFerrariの創業40周年を記念して作られたF40。無駄なデザインを削ぎ落とし、経営理念である「そのままレースに出られる市販車」を具現化した究極のスーパーカー。
語りる継がれるべき世界の銘車たちが登場。
1967 Porsche 911S Restmod R
1967年に作られた911S、いわゆるナローをベースにレストア、そしてモディファイド。Porscheならではのボディラインは活かしつつモダンな仕上がりを見せる1台。
1969 TOYOTA SPORTS 800
日本が誇る世界のトヨタが、1965年に発売したスポーツ800。ヨタハチの愛称で親しまれ、当時、ホンダが先だって発売したSシリーズの良き好敵手となった小型スポーツカー。
1968 Porsche 912
Porscheが356の後継モデルとして、1964年に発売した911に対して、コストダウンを図り、356と同じ水平対向4気筒エンジンを載せて1965年に発売したのが、この912。世界的にみても超希少なモデルとして知られ、ヴィンテージ市場でも数少ない1台だ。
1974 BMW 2002 turbo
マルニターボの愛称で親しまれるこのモデルは、市販車として初めてターボチャージャーを搭載したモデル。スタイリッシュな見た目とスパルタンな走りから人気が約束されていたモデルだが、オイルショックの影響を受け、わずか2年という生産期間で終了。
1971 Citroen SM
フランスの自動車メーカー、シトロエンが1970年に発売したSM。ベースとなったのはDSだが、エンジンはMaserati製V型6気筒を搭載した前輪駆動の高機能クーペである。
1966 Mercedes-Benz 230 Universal
フィンテイルと呼ばれるW110型のステーションワゴンタイプであるユニバーサル。スタイリッシュなセダンとは様相が大きく異なりヘビーデューティな印象すら受ける。
1965 Triumph TR4
イギリスコベントリー工場にて1965年に製造されたTR4。小型スポーツカーとしてレースに出場していた歴史はもちろん、当時、警察車両としても使われていたモデルでもある。
1991 Alfa Romeo Spider Veloce Sr.4
1966年に発売された丸目2灯のヘッドライトを特徴とするヴェローチェの最終型。1993年に生産終了となるまで、約27年間もの長い期間親しまれた2ドアオープンカー。
(出典/「CLUTCH2023年6月号 Vol.91」)
Photo by Masahiko Watanabe 渡辺昌彦 Text by Tamaki Itakura 板倉環 Special Thanks https://automobile-council.com
関連する記事
-
- 2024.08.05
【クルマ専門店ガイド】W123のことならおまかせ! 「ファイブセンス」|東京都足立区
-
- 2024.07.01
【クルマ専門店ガイド】修理工場ならではの安心感「ミヤマエオート」|神奈川県川崎市