ヴィンテージの王道LEVI’Sと通なLeeの名品ばかりを収集する男。

  • 2023.04.25  2023.02.25

ヴィンテージという概念が存在する世界には、必ずコレクターが存在する。そのカテゴリーは細分化されており、デニムのようにメジャーなものから知る人ぞ知るニッチなものまで、奥深い世界が広がっている。そんな様々なジャンルのコレクターの中から、ここではヴィンテージデニム、中でもLEVI’SとLeeの名品を数多くコレクションしている小島さんにその一部を見せてもらった。

各ジャンルのトップピースを所有するヴィンテージコレクター。

小島隆弘さん|1974年生まれ。京都府出身。食品関係の仕事に従事する日本有数のヴィンテージコレクター。Instagram@yohan8877

日本有数のヴィンテージコレクターである小島隆弘さんは、高校生の時にヴィンテージブームの洗礼を受け、古着に興味を持つ。上京後はしばらく古着から離れた時期もあったが、30代となり、SPRUCEのスヌーピーのスウェットを買ったことをきっかけに再燃。デニムからスウェットまでを守備範囲としているが、各ジャンルでトップピースを所有している敏腕コレクターだ。

今回のコレクションは、ヴィンテージ店の入荷日前日に徹夜で並んだものから、コレクター同士のトレードなど、ありとあらゆる方法で手に入れたスペシャルピースとなっている。そんな特別なコレクションから厳選の8点を紹介する。

1.1920s LEVI’S 201

XXデニムの廉価版であるNo.2デニムを使ったジャケット。品番は213でその現存数はかなり少なく、さらに1920年代は小ボタンとなれば、両手で数えられるレベルである。

2.1920s LEVI’S 506XX

古着市場では滅多に出てこなくなった20年代の小ボタン506XXは、襟が小振りで、フラップの形状も後年と比べると違う。小島氏は他のジャケットも42~44のサイズで統一。

3.1901 LEVI’S 201

廉価版であるNo.2デニムは、リベットでの補強に関する特許が切れる1890年にリリース。これはバックポケットが2つ付く仕様となった1901年モデルのスペシャルな1本。

4.1950s LEVI’S Short-Horn Denim Western Shirt

LEVI’Sのウエスタンウエアシリーズからリリースされていたショートホーンタグのウエスタンシャツ。人気の高いダイアゴナルポケットで、抜群の状態。7~8年前に購入した。

5.1920s Lee Union-Alls

1910年代前半にリリースされ、Leeの看板ワークウエアのひとつとなったユニオンオール。末尾が7となるエクスプレスストライプ。’20年代よりフロントのボタンが比翼仕様になる。

6.1920s Lee 91-J

ミュージアムクラスのスペシャルヴィンテージであるチンストラップ付きの91-Jも所有している。チンストラップ付きの仕様は、極めて生産時期が短く、1920年代末頃のもの。

7.1940s Lee 98-V

’50年代以降も定番としてリリースされていたショート丈のエンジニアジャケット。このヒッコリーストライプの場合は末尾が「8」となる。表にタグが付かないので’40年代と推測できる。

8.1930s Lee 812

トレードマーク表記が外れた1930年代のハウスマークが付いたワークシャツは、ミントコンディション。滅多に出てこないブラウンシャンブレーで、猫目のベークライトボタン。

(出典/「CLUTCH2023年2月号 Vol.89」)

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