防寒性能はもちろん日常着としても機能的。
カタパルトとは、航空母艦から航空機を射出するための機械のことで、おもに甲板で作業する船員たちのために作られたのがカタパルトジャケット。アメリカが南極への開拓を目的とし、極寒地での作業効率を上げるために改良されたモデルがこちら。
発色の良いグリーンやフードに装備されたファーなどが大きな存在感を放ち、アウトシェルは起毛を加えた高密度コットン。写真では見えづらいがフード内部にアルパカウールライニングが施されている。
モディファイドとなっているのは、当然、改修が施されたモデルであるため。それもプルオーバーからフルジップへの大幅な改良で、これほどまでに大きな改良は稀なことだったという。AL-1の付属品とされたフードが取り付けられ、M-51パーカのライナーが縫い付けられた非常に珍しいジャケットだ。
U.S.N CATAPULT OFFICER JACKET(MOD)
本来の仕様は、プルオーバーのスモックパーカだが、戦後の1940年代中期から後期、アメリカによる南極開拓を目的とした「ディープフリーズ作戦」の任務を遂行する際、ライニングの装着やジップアップへの改修など、より極寒地仕様へと改良が施され、投入されたのが、カタパルトオフィサージャケットのモディファイタイプだ。¥242,000_




【DATA】
The REAL McCOY’S TOKYO
Tel.03-6427-4300
https://therealmccoys.jp
※情報は取材当時のものです。
(出典/「CLUTCH2023年2月号 Vol.89」)
Photo by Akira Kuwayama 桑山章 Text by CLUTCHmagazine 編集部
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