デニム好きの洒落者が提案する、最新デニムオンデニムコーデ

デニムジャケットにデニムパンツを合わせる“デニムオンデニム”は誰もが1度は憧れる定番のスタイル。しかし、武骨すぎるが故に苦手意識を持つ者が少なくないのも事実である。そこで、デニムに一家言ある男たちのデニムオンデニムスタイルを参考にしてみよう。

1.「メイデン・カンパニー」リテイル事業部サブマネージャー・髙梨祐人さん

1994年生まれ、神奈川県出身。昨年ユーソニアングッズストアのディレクターからリテイル事業部へ。休日に美味しいランチを食べに行くことが最近のブーム

「デニムパンツにスウェット、デニムジャケットのデニムオンデニムのスタイルは学生の頃からブレない、僕のいつものスタイルです」

そう話してくれた髙梨さん。古着のデニムも好きなのだが、「ビーサイズ ジーンズ」のデニムがいま1番のお気に入り。

「なんといっても、この股上の深さが気に入っています。ウィメンズのパターンで作られているので、ウエストが細く、ヒップが大きめのシルエットも気に入っていて、色違い、同じモデルを5本持っているほど気に入っています」

【ポイント①】ビビッドなニットキャップがアクセントに

「アメリカントレンチ」のニットキャップは通年着用可。難しそうにみえるオレンジカラーは、意外と合わせやすい優れもの。

【ポイント②】春らしいカラーのデニムをチョイス

デニムジャケットには自身のトレンドだというイエローデニムを合わせた。別色にするだけで、一気に春らしいスタイリングに。

【“デニムオンデニム”ポイント③】アメリカンなキャンプモック

「大体、どんなスタイリングでもキャンプモックを履いています」と髙梨さんが言うほどに、どんなスタイルにも合わせやすい一足。

2.「GMT」プレス・ミウラシュランさん

2nd誌でもお馴染みのGMT名物プレス。ファッション業界人やクリエイターとのほろ酔いトークを繰り広げる連載「無礼講酒場」は次号(2024年7月号)で第50回を迎える

生粋の古着ラバーでもあるミウラシュランさんのデニムオンデニムは上下ともに「リーバイス」。ジャケットは通称“セカンド”、パンツは[501]の66後期とヴィンテージ好きにはたまらないデニムプロダクトを駆使した個性溢れるコーディネイトだ。

「自分にとってデニムは白米みたいなもの(笑)。デニムオンデニムも大好きですが、小物でアクセントをつけないとのっぺりと見えてしまいます。スカーフや革靴といった上品な要素を足すのが自分の中ではしっくり来るスタイルです」

【ポイント①】缶バッジ付きのデニムキャップ

ジャケットとパンツがデニムであるのに対してキャップまでデニムとなれば野暮ったく見える危険性もあるが、缶バッチがつくことで一気にキャッチーに。

【ポイント②】スカーフで上品さをプラス

巻き物もデニムオンデニムの武骨さを和らげてくれる手段のひとつ。「エルメス」のスカーフがコーディネイトに上品さをプラス。

【ポイント③】遊び心のあるイラスト入りのローファー

アーティストのイラストが入った「G.H.バス」のコンビローファー。面積こそ小さいがこの遊び心が大きな役割を果たしている。

3.「レミ レリーフ」デザイナー・後藤 豊さん

自然な加工とモダンなシルエットを掛け合わせたアイテムに定評のある「レミ レリーフ」のデザイナーにして、出版社や営業職も経験した異色の経歴の持ち主

リーバイスジャパンでの勤務経験を持つ後藤さんにとってのデニムはもっぱら「リーバイス」。なかでもお気に入りは1954年に「リーバイス」が西海岸から東海岸へと事業を拡大する際にフロントの仕様をボタンフライからジッパーフライに変更した[501ZXX]。ジャケットは「リーバイス」のセカンド、さらにライトオンスのカバーオールを羽織った個性的なスタイルを披露してくれた。

「昔はしなかったデニムオンデニムが今は気分。いかにきれいに、柔らかく着られるかを意識しています」

【ポイント①】ジャケットのボタンは上まできっちり留める

デニムジャケットはインナーとしても優秀。ボタンをきっちりと留めてシャツのように着ることで、カジュアルさを軽減してくれる。

【ポイント②】デニムオンデニムの上からさらにカバーオール

ジャケットとパンツよりも色落ちしたカバーオールを羽織ることでコーディネイトに奥行きが生まれる。ライトオンスなのもポイント。

【ポイント③】柔らかい印象のスウェード靴を

デニムオンデニムにエンジニアブーツは定番の組み合わせではあるもののややラギッド。スウェード素材を選べば柔らかくなる。

4.「リフレックス」オーナー・斎藤 徹さん

中目黒にて「ラルフローレン」を中心とした旧きよきヴィンテージを取り揃える「リフレックス」の名物オーナー。服好きであれば1度は足を運びたい名店だ

誰もが知る「ラルフローレン」のヘリテージライン「ダブルアールエル」が日本に上陸した90年代中盤にその準備段階から携わった斎藤さん。その当時から穿き続けている「ダブルアールエル」のデニムはまさに人生のパートナーとも言える。対してジャケットは「リー」のもの。

「コスプレのように着てもかっこ悪いし、難しく考えずに自然に着るのがいちばんです。上下のデニムの色は揃えずにあくまでもラフに、ウンチクやディテールではなく自分の感性で服を着ることが大切だと思います」

【ポイント①】ハットで爽やかな印象に

サラッと被ったハットが全体の印象を軽やかにしてくれる。またデニムのブルーに対してハットのベージュは配色の面でも好相性だ。

【ポイント②】シャツはラフに第2ボタンまで開ける

デニムオンデニムにおいて重要なのは、インナーに何をどう着るかだ。シャツを第二ボタンまで開ければ程よくラフな印象になる。

【ポイント③】レザーサンダルで軽快かつ上品に

レザーサンダルは上品かつ軽快さを演出してくれる便利なアイテム。レザーのカラーはよりカジュアルなブラウンを選ぶのがベター。

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

Pick Up おすすめ記事

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...