新東京人の皆さん、レジェンドの接客を味わうなら「原宿キャシディ」へ。【東京ショップ案内】

  • 2023.06.18

この春から上京している新・社会人や学生に向けて、メンズファッション誌「2nd」がおすすめするショップをピックアップ。数多の優良ショップが鎮座するエリア・原宿でレジェンド店員がいる「原宿キャシディ」はぜひ訪れたいショップの一つ。そんな同店の魅力、そしておすすめ5アイテムをご紹介。

洋服を知るなら賢人に聞くのが近道。

店長/バイヤー・八木沢博幸さん

原宿にレジェンドと呼ばれるショップスタッフがいる。八木沢博幸さんだ。80年代からアメトラ、古着、ストリート、ファストファッションとあらゆる動向を最前列で見届けてきたアパレル界の生き証人。多くのベテランスタイリストやデザイナーたちから慕われ、開店から43年経った今なお店頭に立ち続けている。

彼がいるお店こそ、原宿キャシディ。セロやバリーブリッケンなどの米国ものに、セントジェームス、ジョンスメドレーといったヨーロッパの名門を取り扱い、今の空気を纏ったオリジナルも好評。エンジニアド ガーメンツをはじめとする人気ブランドも押さえてある。

その魅力や着こなし、さらには縮み、捻れといったクセまで、八木沢さんが丁寧に教えてくれるのだ。ネット上では決して知ることのできないトークは、きっと驚きと楽しさに満ちている。

オリジナルのラインソックス(1650円)の絶妙な肌触りと配色はアメトラをよく知る同店ならでは。肉厚な感触が頼もしくふっくらとした履き心地がクセになる。片隅には同店の根底にある欧米トラッドを象徴する資料本も。中身を見れば、八木沢さんのお話をもっと楽しめるかもしれない

白壁を基調としたコンパクトな間取りの爽やかな店内。その風情は、明治通りから一本中に入った立地柄どこか隠れ家のような雰囲気。その壁面へ目を移せば、スタイリングの参考になりそうな手描きのイラストが多く展示されている。実はこちら、八木沢さんが毎回自ら描いているものだ

「原宿キャシディ」おすすめアイテムを厳選紹介!

1.アイクベーハー

丁寧な作りは健在。形状を保持すべく台襟に独特なステッチを入れ、フィットを高めるべくバックヨークを2枚仕立てに。1万3970円

「もともとラルフローレンのシャツのOEMも手掛けていたほどですからシャツは得意。キューバで仕立屋を営んでいた父親の影響もあったようですね。今ならカーゴパンツと合わせたいところです」(八木沢さん)

2.キャシディ ホームグロウン

凹凸により肌に干渉しにくいコードレーン製。シアサッカーよりも見た目すっきり。ジャケット2万8600円、トラウザーズ1万9800円

「夏素材のシアサッカー生地は、英国の植民地だったインドにて英国軍が愛用していたことでも知られますが、コードレーンもその類。気負わずに着られるのでサラッとサンダルと合わせてみては?」(八木沢さん)

3.エンジニアドガーメンツ

定番のアトランティックパーカにクラシカルなブラックウォッチ柄をセット。軽量でサラッとした肌触りが春先に嬉しい。7万3700円

「ハードさと可愛らしさをうまいバランスで表現されています。背面にゲームポケットもあってハンティング的要素も感じさせる。コードレーンのジャケットや白Tの上からサラッと羽織ると格好いいと思います」(八木沢さん)

4.キャシディ ホームグロウン

2年前に製作した腕時計を好評につき奈良県の腕利きメーカーにオーダーし製作。変更可能なベルトも展開(別売り)。3万1900円

「ミリタリーウォッチのような文字盤とフォントは、ダートマス大をイメージしました。視認性の観点から野球のフェンスや学校の黒板などで採用されている深みのあるグリーンを取り入れています」(八木沢さん)

5.フラカップ

足を通せば、甲部を覆うスウェードの質の高さをより実感。アウトソールは、ビブラム社の中でも屈強ながら最軽量。2万4200円

「登山靴も作っているイタリアの老舗。良質な革を安く調達できるようでそれも強みです。そこまでツヤっぽくないですからアメカジの足元にもぴったり。ただ、意外にサンダルは出回ってないんですよ」(八木沢さん)

【DATA】
原宿キャシディ
東京都渋谷区神宮前6-6-4
TEL03-3406-3070
営業/11:00~20:00
休み/不定休
アクセス/明治神宮前<原宿>駅4番出口より徒歩5分

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年6月号 Vol.195」)

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