直球のフレンチデザインにストレートテンプルが効く。
いまや人気メガネカテゴリの最高峰に君臨するフレンチヴィンテージ。すでに定番シェイプでは飽き足らず、希少性や独自性のあるフレンチアイウエアを探すツワモノも増えてきた一方で、フレンチ然とした直球デザインの新作は見かけることが少なくなってきた。
そんななか、「フレンチらしいデザイン」に、真っ向から挑むニューモデルを発売したのは、誰もが知る大手セレクト店「パリミキ」のオリジナルブランド、ディグナ クラシック。
新作[983]と[984]は、いずれもフレンチヴィンテージ全盛期とされる50年代のデザインがベース。前者は、正方形に近いウェリントン型、通称パリジャンスタイル。後者は日本ではボストンと呼ばれるパントシェイプだ。
いずれも、万国で通用する使いやすい定番デザインではあるが、「テンカク」と呼ばれるブリッジ形状がフレンチテイストをしっかりと感じさせてくれる。さらに、両モデルとも、ストレートテンプルを有している点も特筆すべきポイント。
ヴィンテージにも見られるユニークな意匠で、現代においては新鮮な趣きでありながら、独特のかけ心地もクセになる。ディテールにこだわる同ブランドらしい新作だ。
983
フレンチヴィンテージの代表格であり、着用者を選ばないパリジャンスタイルのフレーム。ダークブラウンカラーに、テンプル芯や10金製のカシメが輝く。カラバリは全6種。3万7400円
984
50年代のヴィンテージをベースにしたパントシェイプ。クリアフレームは夏の着用にももってこいだ。[983]同様、全6種のカラバリを用意。スタイルに合わせて選ぶべし。3万7400円
【問い合わせ】
ディグナ ハウス
TEL03-5843-1612
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年4月号 Vol.193」)
Photo/Yuco Nakamura Text/Shuhei Takano
関連する記事
-
- 2024.11.19
英国スタイルにハマる、いま手にいれるべきセル巻きメガネ10選
-
- 2024.11.18
保存版! なぜ英国メガネ=セル巻きのイメージなのか。知られざるそのヒストリーに迫る
-
- 2024.10.26
セカンド編集部が「今」気になるシューズやらスウェットやらアイウエアやら4選!