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カーフレザーとは? 靴を語る前に知っておきたいカーフのこと。

  • 2021.10.26  2019.07.01

自然な光沢感が魅力のカーフレザー。ドレスシューズでは定番の素材であり、カーフのシューズを持っていないという大人はほとんどいないだろう。それほどわれわれにとって身近だからこそ、きちんと素材の特性を知り、魅力を引き出し、味わいながら使っていこう。

カーフ(カーフレザー)とは?

カーフレザー

生後3~6カ月以内の仔牛から加工されたレザーを指す。成牛革に比べ、銀面の傷が極めて少ないため、牛革の中ではトップクラスの高級品とされている。緻密な繊維組織からなっているため、しなやかで高い質感を持っているため、ドレスシューズでは定番の素材である。

こと靴に限っては足馴染みの良さが断トツで優れている一方で、傷やシワが入りやすいといった特徴を持ち合わせる。また、様々なカラーバリエーションが存在する。

ベビーカーフ、キップとの違いはずばりコレ。

キップスキン
カーフは生後約6カ月までの仔牛から作られる革。それ以前をベビーカーフと呼ぶ。また、生後6カ月から2年くらいまでの牛からできる革が、上のキップスキン。“中牛革”とも呼ばれていて、特徴としてはカーフよりも強度があり、厚みもある。素材としてのバランス感も良く、革靴に用いるとしっくり足にハマる。

カーフレザーの魅力と手入れのポイントとは?

柔らかく足に馴染みやすい上、自然な光沢感が魅力ながら、表面をコーティングしていないため、傷が入りやすく、雨に弱いという弱点を持っている。磨く際は、栄養をいきわたらせることを心がけよう。

カーフシューズの名品を紹介!

編集部が厳選したカーフシューズたちを紹介。独特の上品な光沢に注目だ。ファッション業界人の愛用靴も登場するので、手入れされた美しい風合いにも注目してほしい。

サブライム バイ ショセ

ショセの最高級ライン、サブライム バイ ショセのウイングチップには、フランス産の原皮をイタリアのタンナーが仕上げたカーフと、底材にはフレックスソールを使用。

ザ ハーヴィー

ザ  ハーヴィーのローファー[ケンブリッジ]には世界最高峰のタンナーのひとつであるドイツ・ワインハイマー社のカーフを使用。レザーソールを配した、大人の風格を備えたペニーローファーだ。

森島さんのオールデン

200足を超えるオールデンコレクションを持つ、ボンクラデザイナー森島久さんのお気に入りのひとつは、ワインレッドのカーフを採用したプレーントゥ。モディファイドラストと相まってシックな印象だ。

エドワード グリーン

英国が誇る最高峰ブランドのフルブローグ、[マルヴァーン]。ラストはロングノーズ気味で細身の「#82」だ。レッドウッドアンティークカーフの色みが渋い。

しなやかさ、足馴染みの良さ、美しい光沢など革靴の魅力をバランスよく兼ね備えるカーフのシューズ。
革の特性と魅力を生かした手入れをしながら相棒に育てあげていく時間も最高の楽しみになるだろう。

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