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Mac上で、Windowsが動く、『Parallels Desktop 19 for Mac』発売!

ほとんどの作業をMacの上でやっていても何の問題もないが、ごくまれにWindowsマシンでないと出来ない作業が発生することがある。

そんな時に便利なのが、『Parallels Desktop』だ。そのParallels Desktopの最新バージョンである『Parallels Desktop 19 for Mac』が発売された。今回は、いろいろとオトナの都合で発表会は開催されず、少しひっそりとした発表になったが、『アプリそれ自体は熟成が進み、非常にお勧めできるアプリになっている』と担当者は胸を張る。

Parallels Desktop 19 for Mac
https://www.parallels.com/jp/products/desktop/

Macの上で、アプリのようにWindows 11を動かせる!


Parallels Desktopは仮想化ソフトウエア。Macのディスク上に、仮想的な環境を作り出し、そこにWindows 11をインストールして使うことができる。

完全にWindowsマシンとして使うこともできるし、Macの中のひとつのアプリのようにウインドウ中でWindows環境を使うこともできるし、Macの上で、MacのアプリもWindowsのアプリも混在させて使うこともできる。つまり自由自在というわけだ。

Apple Silicon採用時は苦労したが、今やほとんどのアプリが動く

ただし、3年前、Parallels Desktopは非常に窮地に陥っていた。

MacがApple Siliconを採用したからだ。

Parallels Desktopは仮想化ソフトだから、従来インテルMacの上でWindowsを動かす際には、仮想的に作られたインテル環境の上にWindowsをインストールしていた。

だが、Apple Siliconにはインテル環境はない。だから、Apple Silicon上で、Parallels DesktopはWindowsを動作させることができなかったのだ。

しかし、Parallels Desktop 16.5で、Apple Silicon上にWindowsのARM版をインストールできるようになった。つまりインテル版のWindowsではなく、SurfaceなどのようなARMのチップを使ったWindowsをインストールできるようになったのだ。

これは、Apple Siliconが実際にはARMで作られているから可能となったことだ。Parallels Desktopを使えば、インテルMacの上でインテル版のWindowsが動く、Apple Silicon Macの上でARM版のMacが動く。そういうことだ。

とはいえ、当時はインテル版のMacで動くことを前提としたアプリ(いわゆるx86とか、x64とか言われるもの)は動作しないところが問題だった。

しかしながら、月日が経つうちに、Windows自体のエミュレーターが進化し、ARM版のWindowsで、x86、x64アプリを動作させることができるようになってきたので、必然的にParallels Desktopの上で動くARM版のWindowsでも、それらのアプリを使うことができるようになってきたのだ。

もちろん、古くから使われ続けている改修されていないフリーアプリなどで動作しないものはあるかもしれないが、Surfaceを使っていて困らない程度には、Mac上でParallels Desktopを使っていても困らないようになったのだ。

Windows 11のライセンスの問題もクリアに

もうひとつ気になるポイントがあった。昔のParallelsはパッケージ版のWindowsを買ってきて使えるものがあったのだが、昨年まではWindows 10(もしくは11)をMac上のParallels Desktopで動作させるのは、ライセンス的にOKなのかどうかは分からなかったのだ。

その問題もクリアになった。

今年(2023年)初頭に、Microsoftによって、Apple Silicon搭載MacでParallels Desktopを使ってWindows 11を動作させることが、Arm SystemReady VEソリューションとして認定されたのだ。

もちろん、Windows 11のライセンスを購入しなければならないが、これでライセンス的にも真っ白で問題ないことがはっきりしたのだ。また、短期間なら無料トライアルも可能。

熟成の新バージョン

最新のParallels Desktop 19は、秋にローンチされるmacOS 14 Sonomaの上でWindows 11を動作させることができる。またmacOS 14 Sonomaをアプリのように使えるゲストOSとして動作させることもできる。

さらにTouch IDへの対応が進み、Windows上のログインにもTouch IDが使えるようになった。

Parallels Desktop 19 for Macの年間のStandard Editionサブスクリプションは1万0400円(税込)、永続ライセンスは1万2700円。いろいろなエディションや価格設定があるので詳しくはサイトをご覧のこと。

Parallels Desktop 19 for Mac
https://www.parallels.com/jp/products/desktop/

試用して、後日使用感をお届けしたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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