書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

『今年の名刺、今年のうちに』ScanSnapでデータ化しておこう

筆者が、デジタルツールの使い方でよく問い合わせを受けるテーマのひとつに名刺管理がある。仕事をしていたら多かれ少なかれ受け取る名刺。多くの方が、数多くの名刺を受け取って、管理に困っていらっしゃるようだ。しかし、ScanSnapと、クラウドサービスのEightを併用すれば、そんな心配はない。何千枚の名刺を受け取っても、読み込んでおけば人物名、社名などで即座に検索できる。

一度設定しておけば、ワンタップでスキャン

最新のScanSnapの場合、ScanSnap Homeのプロファイルに設定しておけば、プロファイルをワンタップするだけでスキャンできる。特にタッチパネルを持つiX1600の場合、一度設定してしまえばパソコンが立ち上がっていなくても、iX1600から直接プロファイルを選択して名刺をスキャンすることができるので、とても便利だ。

これが筆者のお勧め名刺スキャン設定だ!

下が、筆者の名刺読み込みの設定。読み取り面を両面にして、クラウド経由でEightと連携している。

実は、Eightに読み込むのは他にいくつか方法があるのだが、ScanSnap Cloud経由でEightに読み込めば、Eightプレミアムアカウントがなくても読み取れるので、この方法がお勧めだ。ScanSnap Cloud経由であれば、名刺両面のデータを取り込むことができる。

上記設定を保存すると、Mac側のアプリにも、ScanSnap iX1600のタッチパネルにも『クラウドで名刺管理』というボタン(プロファイルと呼ぶ)ができる。あとはこのプロファイルをタップするだけで、自動的に最初の設定でEightに送られる。

大量にスキャンしたい場合のコツ

素早く大量の名刺をスキャンしたい時にはちょっとしたコツがある。

まず、名刺は、向きを揃え、表面が奥側になるように揃える。この時に不定形な名刺や、硬すぎる名刺、二つ折りタイプの名刺などを取り除いておく。名刺で個性を主張するのも自由だが、スキャンしてデータを管理している側としては、あまり個性的な名刺は迷惑なもの。

ちなみに、筆者がこれまで取り除いたものとしては、アルミ板、バルサ材、段ボールでできた名刺や、丸形、とある県のカタチ、三角形の名刺……などがあった。また、極端に変わったフォントなども読み込むことができないので、あまりに特殊な名刺の場合、自分で手入力するしかないだろう。

そして、奥側の名刺が下になるように、少しズラしながら追加していくと、続けて大量の名刺をスキャンしていくことができる。筆者は今回も大量に溜めてしまったため、1000枚ぐらいの名刺を読み込んだが、それでも準備などを含めても30分もかからなかった。スマホアプリで撮影してたら……と思うと気が遠くなる。

Eightの文字認識精度はかなり高い。実は読み取りの大半はOCRで行われているのだが、最終確認は人が目視で行っているのだという(部分ごとに分割されているので、個人情報が漏洩する心配はない)。

筆者のEightのデータを見てみると、3800人以上の方の名刺を取り込んでることになる。

もし、紙で管理していたりしたら、どれほどの手間が発生するのか想像もつかない。Eightを使っていれば、3800枚の名刺があっても、瞬時に探し出すことができる。

ちなみに、筆者は使っていないが、Eightプレミアムに入っていれば、名刺データをダウンロードすることもできるし、連絡先アプリと連携させることもできる。年額4800円だが、一度プレミアムに入ってこれまでの名刺データをCSVでダウンロードしておくのもいいかもしれない。

スマホさえあれば、これまで交換したすべての名刺を見られる

ちなみに、「スキャンしたら古い名刺は捨ててしまえ!」という人もいるが、筆者は、取っておくタイプ。昔、新人研修の時に「名刺はその人ご自身だと思ってていねいに扱え」と古い世代であるというのもあるし、20〜30年経った時に「ああ、こういう人いたなぁ。どうしてるかなぁ」なんて思うのも悪くないと思うのだ。4000枚ぐらい取っておいても、さほどの量じゃない。それよりも、そこに人生のご縁のほどんどがあるという感覚が興味深い。

データ自体はすべてクラウドに保存され、スマホで閲覧できる。会社を訪問する時に、相手先の会社に在籍している人で名刺交換をしたことがある人のリストに目を通しておけば、名前が思い出せず失礼したりすることもない。

もし、まだScanSnapとEightを使っていない人がいたら、ぜひ両者を利用して、『スマホさえあれば、これまで名刺交換した人の名前は完全に把握できる』という状態を体験してみて欲しい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

Pick Up おすすめ記事

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。