書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

ワイルドなファッションに似合う初めてのApple Watch、『Ultra』登場

  • 2022.09.12  2022.09.10

「Apple Watchが便利なのは知っているが、オレのファッションには似合わない」と思っていたあなたに朗報だ。登山、トライアスロン、ダイビングなどのエクストリームスポーツに対応するように作られたヘビーデューティーな『Apple Watch Ultra』は、ミリタリーファッション、革ジャン、アメカジなどに似合う初めてのApple Watchでもある。

エクストリームスポーツ用のチタンケース

『Ultra』の名は伊達ではない。本体はチタン製。サファイヤクリスタルの画面を守るように、ディスプレイの周りに盛り上がったフチがあり、デジタルクラウンやメインボタンの周りもガッチリと盛り上がったタフな形状になっている。

本体に使われるチタンは、航空宇宙産業レベルの技術で使われるもの。チタンは強靭で、軽く、耐久性、耐腐食性に優れる。趣味の道具の素材としては最高だ。しかも、金属アレルギーを持つ人にとっても優しい素材でもある。

防水性能は従来のApple Watchの2倍の水深100m。-20℃の凍てつく冬山から55℃の灼熱の砂漠にまで対応。軍用機器に使用され、高耐久性機器メーカーの間でよく用いられているMIL-STD 810Hの関連項目の規格に準拠している。いわゆるミルスペックなのだ。

鈍いチタンの輝きと、ゴツゴツとしたマッチョなデザインは、従来のApple Watchの都会的で洗練されたイメージとはまったく異なり、ワイルドで男らしい雰囲気を漂わせる。『スマート』ウォッチ、ではなく『ワイルド』ウォッチと呼びたくなるほどだ。

また、アウトドアでの活動となると周囲が明るすぎてディスプレイが見にくいことも多いが、Apple Watch Ultraのディスプレイは従来モデルの2倍明るい最大2,000ニトの輝度を誇る。

内蔵されている3つの内蔵マイクは適応型ビームフォーミングのアルゴリズムを用いて、特定の方向からの音声にフォーカスし、周囲の雑音を取り除くことができる。風が吹き荒れるような状況下でも機械学習の効果を使って、ユーザーの声をクリアに通話相手に伝えることができるのだ。

従来モデルの2倍のバッテリー持続時間

タフな屋外での活動に対応するため、バッテリー駆動時間は従来のApple Watchの2倍の36時間。さらに低電力設定を活用することで最大60時間使い続けることができる。これにより、たとえば週末の山行のために充電器を用意する必要はないし、長時間のランニングやトライアスロンの途中で電池が切れてしまうというようなこともない。

もちろん、日常使用時にもメリットが大きい。Apple Watchは実際に利用している感覚でいうと2日弱しかバッテリーがもたない。日常のルーチンとして充電するなら、1日に1度は充電することになる。しかし、2倍のバッテリーライフがあるなら、2〜3日は充電せずに使えることになるだろう。この変化は大きい。

極限の状態で信頼できるより正確な位置情報

Apple Watch Ultraは、登山や、トレイルランなどの状況下で使うことを想定し、L1に加えて最新の周波であるL5を利用した高精度2周波GPSを利用できる。Apple Watch UltraはこれまでのApple Watchよりあらゆる状況で正確な位置情報を得られるので、正確な距離、ペース、ルートの提供が可能となっている。また、従来より大きくなったディスプレイにより、同時に6つの指標を表示することができる。

従来のモデルだと、競技中にタッチディスプレイを使用する必要があったので、汗でタッチパネルが瞬時に反応せず正確なタイミングで操作できないことがあったが、Apple Watch Ultraには新たに『アクションボタン』というプリセット可能なボタンが設けられているので、ワークアウトの開始や、インターバルのタイミングの操作に手間取ることがない。

ユーザーは心拍数ゾーン、カスタムワークアウト、ペースなどを利用してトレーニングを行うことができるし、年内には新しく『レースコース』というトレーニング用アプリも提供される予定だ。

watchOS 9のコンパスアプリケーションはオリエンテーリングのためのより詳細な情報と、3つの異なる表示方法を備えている。特に、コンパスウェイポイントと、バックトレースが見える表示は便利だ。コンパスウェイポイントは野外で有効な目的地をGPS地図上にマークする方法。バックトレースは、これまで歩いてきた道のりに立ち戻るためのマークだ。道に迷った時に、これまで通ったルートを逆に戻るために役に立つ。また、86デシベルのサイレンを備えており、一定のトーンや、SOSのモールストーンを大音量で鳴らすことができる。

ダイビングに使う場合、Apple Watch UltraはWR100の耐水性能を備えており、ダイビングアクセサリーの技術標準規格としてEN13319に準拠している。

また、Huish Outdoorsと協力して開発された、Oceanic+アプリは、Apple Watch Ultraをダイブコンピュータに変える。今年の秋に提供されるこのアプリは、Bühlmann減圧アルゴリズムを実行し、ダイブプラン、ダイビング指標、視覚と触覚のアラーム、減圧不要限界、浮上速度、および安全停止ガイドなどの機能を備えている。

3つの専用バンド、従来のバンドも使用可能、ソロループのサイズに注意

Apple Watch Ultraのために3つのデザインの専用バンドが用意されている。

ランナーのためにデザインされたトレイルループバンドは非常に薄く、シンプルなデザインで、簡単にフィットするようにデザインされている。

登山家のためのアルパインループは縫製なく製造される2つの層から構成されている。チタン製のGの字フックで固定される仕組みになっている。

オーシャンバンドはウォータースポーツのためにデザインされているが、3種類の中では一番しっかりとした作りになっている。しなやかなフルオロエラストマーで作られており、チタン製のバックルで固定される。筆者はダイビングをするわけではないが、この3種類の中ではオーシャンバンドが一番しっかりした作りで、ホールド感も良かった。

また、Apple Watch Ultraは従来から発売されている44〜45mmのケース用の一般的なバンドも利用することができる。レザーバンドなどと組み合わせると、ワイルドかつ上品な雰囲気もアピールできる。ただし、ケースが大きくマウントの間隔が広いので、ソロループやブレイデッドソロループは少し緩くなる感じがする。もう1サイズ小さなバンドが必要になるかもしれない。

Born to be wild !!

Apple Watch Ultraはクルマで言えば、メルセデスのGクラスのような存在だ。使う人誰もがタフなスポーツを楽しむわけではないが、アウトドアで頼りになる確かな技術を備えている。Apple Watch Ultraを身に纏うことで、都会のオフィスにいても、秘めたタフさをアピールすることができる。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部