Apple Silicon版のMac Proが発表されるのは確実
もちろん、WWDCはその名(World Wide Developers Conference——世界開発者会議)の名の通り、開発者のためのイベントだ。だから、製品が出るかどうかは分からない。だが、過去の履歴から言うと、MacBook Proを中心に、プロ向けなデバイスが発表されることが多かった。
だから、今回も……と希望を持ってしまう。
まず、発表が確実視されているのが、Mac Proの新型(もしくはそれに相当するモデル)だ。
最後に取材にしたWWDC 2019では、Mac Proが発表された。あの、フル装備にすると700万円を超えると言われたMac Proだ。
ティム・クックは、2020のWWDC(オンラインで開催された)で、「2年間ですべてのMacをApple Siliconに移行する」と公言した。キッチリ2年後が、6月7日(日本時間)に開催されるWWDCだ。だから、今回Mac Proは「発表されなければならない」のだ。
(発売されるかどうかまでは分からないが)
製品サイクルから言うと、M1の次のステップ。つまり『M2』が発表される可能性がある。
となると、登場するのはM2搭載のMacBook Airになるだろう。しかし、Mac ProにM1の発展型のチップセット(M1 Ultraの2倍のパフォーマンスがあったりするのではないかと思う)を積むマシンが発表されるとすると、そこでM2を発表するという線はない気がする。
そろそろ本当に、『Apple Glass』登場?
すでに、『おおかみ少年』になってしまっているが、VR/AR系のデバイスは出てもおかしくない。写真は私が始めて取材した2017年のWWDC。その時にもアップルはAR/VR機能の強化を訴えていた。WWDCはエンジニアに対するメッセージを発表する場所。そこで、『Apple Glass』的なデバイス(もちろん、名前は分からないが)が発表されるととても盛り上がるに違いない。
なので、今年も「『Apple Glass』的なデバイスが出たらいいのにな……」とは書いておこう。でないと、iPhone Proや、iPad Proに搭載されているLiDARが何のために存在しているのか、分からない。
WWDC 2022は日本時間の6月7日午前2時開催。基調講演を一緒に見て、盛り上がろう。
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