LiLiCoの里帰りレポ!国民にやさしいスウェーデンの魅力を紹介

  • 2024.05.18

どんどん暖かくなってきましたね。皆さん、元気にしてますか? わたしは、4月末にスウェーデンへ帰りました。旅のスタートはハプニングもありましたが、今となっては笑える思い出! 皆さんにスウェーデンを紹介したいと思い、写真をいっぱい撮ってきました。わたしの大好きなスウェーデンの魅力をお楽しみください。

スウェーデンは遊び心あるアートな街並みが大好き

スウェーデンに到着したのは、日本が早くも25℃を記録した日。それなのに、トランジットしたフィンランドはマイナス3度でした。北欧が寒いことはもちろんわかっていたので、スウェーデンの空港に着いたら着替えができるよう、冬のコートとブーツをスーツケースと別の袋に準備しました。今回はトランジットがかなりタイトなため、その袋も預かり荷物にしました。

そして案の定! フィンランドでの乗り換えがうまくいかなかった! 乗り換えトラブルにより、コートとブーツが入った袋も含め、預かり荷物が届かなかった…。

3日間しかスウェーデンに滞在できないので、ここで荷物を待つ数時間は痛い。もう行かないと!

スウェーデンの空港からバスに乗り、バス停から家までサンダルとパーカーで歩きました。気温はマイナス、雪も降ってて….。という、かなり残念なスタートの里帰り(笑)。でも、ここから巻き返し! やりたいことがたくさんあったけど、そこはよく知ってるスウェーデン。到着してからの3時間ですべて済ませました(笑)。

春のスウェーデンは夏の白夜とはかなり違うものの、間違いなく夏に向かっていってる空の色をしています。でも、天気が変わりやすく、みんなはまだダウンジャケット。到着した日も雪が降っていたしね。でも、天気があまり気にならないほど街はアートやオシャレなものであふれています。

たとえばエスカレーター! わたしが小さい頃から、誰も乗ってなければ止まってます。人が近づいて初めて動き出す。電気をセーブ。でもそれだけではない。オシャレです。動き出す時はスウェーデンの国旗と同じ青と黄色!

首都ストックホルムの中心に位置する駅「T-CENTRALEN(テーセントラーレン)駅」のちょっぴりセクシーなシースルーエスカレーターがカッコ良くて。しばらく見とれちゃいます。

アートやオシャレが好き! 家具や物のデザインにしっかりとこだわりをもつ! そんな国はきっと他にもありますが、そのなかにユーモアと遊びを加えていくとどんよりした日常もハッピーになります。

そして、T-CENTRALEN駅の前の信号はカップル!

お年寄りカップルや同性カップルバージョンもあります。

日本もこんなユニークな信号になったらいいのにな。これなら、運悪く信号待ちに引っかかっても楽しい♪

国民の生活を考えて、“当たり前を当たり前にする”のがスウェーデン

地球環境のことを考えて1980年代からペットボトルはリサイクルにして、オゾンを減らしたスウェーデン。電気自動車の充電設備も駐車場にあるから、焦ることがないんです。

春の街はちょっとグレーな色合いだけど、ストックホルムの中心にある広場「SERGELS TORG(セルゲル広場)」では、ライブをやったり、デモのために人が集まることもしばしば。とにかく、セルゲルは中心的な目印になる場所で、文化村やショッピングモール、旧市街へと続く道もあります。

スウェーデンは日本に比べて人口が少ないので、クルマがひどく渋滞することも少ない国。交差点には信号もありますが、ラウンドアバウト(環状交差点)が多い。そのお陰で渋滞が軽減できます。

さらに、クルマを家に置いて自転車で通勤しようという街づくり。だから、自転車専用レーンは昔から当然のように街に存在しています。そうなんです。国として何かをやるなら、国民をちゃんと支えるのがスウェーデンなんです。

スウェーデンという国に存在するものは、この国に暮らす国民を応援するためのものと言っても過言ではありません。昔から存在するものたちだからこそ、今、何も変える必要がないんです。よく考えると、いろいろなことがかなり先取りされてきている。だから、いつ里帰りしても街の風景は同じ。ホッとします。

そして、街には人の心を癒やしてくれる花がふれています。その時期の花々が街を彩ります。

日本の方が便利だと思うこともあります。それは、公衆トイレ。日本はどこにでもありますよね。しかも、

ほとんどの場合が無料! ありがたや~。最近はトイレットペーパーまで完全設置!

スウェーデンは“ポツンとトイレ”。しかもすべて有料で、クレジットカードしか対応しない。

そう、スウェーデンでは現金を使う方がほとんどいないんです。買い物はすべてカード。子供におこづかいは携帯でスイッシュ! お札をパサパサさせて、もらう時の喜びはもう消えてしまった過去。わたしは考えが古いかも知らないけど、なんだか残念。

スウェーデンがモノにこだわる理由のひとつは冬が長いからです。極夜(きょくや=一日中太陽が出ない日)はずっと暗くて、憂鬱になる人も多い。だからこそ、家の中でどうやって快適に暮らせるのかが永遠のテーマ。季節によっても色合いを変えますし、IKEAみたいな大型家具店が多いのもそれが理由。

次回は、わたしの自宅と日本でも徐々に広まりつつあるスウェーデンのフィーカ文化の話をします。美味しいものをいっぱいいただいてきたので、お楽しみに!

 

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