インディゴの風合いが美しい、エイジングを楽しむためのスウェット。

世の中にはインディゴ染めを謳っているスウェットは数多ある。しかし、そんな中でデニム製品を中心にモノ作りをしているピュアブルージャパンのスウェットは“経年変化をさせるため”に作られたスウェット。その秘密を伺った。

エイジングを楽しむために考え抜かれた珠玉のインディゴスウェット。

スウェットはジーンズの縦糸を横に編み込んでいくので、横に色が落ちていく傾向がある。ジーンズとは違った方向に色落ちするのも面白い

ピュアブルージャパンは、その名の通り天然藍やインディゴの美しい青色に魅了されたブランドだ。一般的なメーカーは染色した生地を使ってモノ作りをするが、ピュアブルージャパンは生地になる前の糸から染色する先染めに注目。糸の形状や品質を見分けながら、独自にブレンドした様々な濃度のインディゴを、ロープ染色という手法でオリジナルの生地を作り、アイテムごとに使い分けている。その手法は糸の表面のみをインディゴに染色し、糸の芯をあえて白く残す。結果、表面のインディゴが色落ちすることで、唯一無二の経年変化を楽しめるのだ。

スウェットには、定番の14オンスジーンズと糸の太さは異なるが、独自ブレンドした同じインディゴカラーを採用。デニム生地はインディゴ染めした縦糸と染色していない白の横糸で構成されており、ジーンズの縦落ちはインディゴ染めされた縦糸が色落ちして起こる。3種類の糸を使用するスウェットの表面にこの糸を使用し、ループ状に編むことでデニム特有の「縦落ち」ではなく「横落ち」するのだという。先染めした糸で生地を編むときには編み機にインディゴが付着するため、いつでも編めるわけではない。それでも先染めにこだわるのは、それだけインディゴに魅力があるからだ。

では新品(ヤーンダイ スウェットシャツ・2万5300円)と、8年着用したものと見比べてみる。

NEW
8年着用

首回り

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8年着用

色落ちをしたことで、Vガゼットのステッチの色が浮き立ってきた。

肩周り

NEW
8年着用

肩部分もやや色落ちしたことで、ステッチの色が濃くなっているように見える。

リーフの刺繍

NEW
8年着用

周りの色が落ちたことで、リーフがより立体的に目立ってきた。

袖口

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8年着用

リブは手がこすれる縁の部分が特に色落ちをし、グラデーションになっている。

【問い合わせ】
ピュアブルージャパン
TEL03-3408-6644

(出典/「Lightning 2025年4月号 Vol.372」)

この記事を書いた人
めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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