知れば知るほどおもしろい「カバーオールの基礎知識」〜代表的なブランドと素材編〜

  • 2024.10.23

デニムを使ったカバーオールが一般的に主流であるが、デニム同様に高い堅牢度を持つ生地もワークウエアには数多く採用されていた。またカバーオールがここまで認知度を高めた背景には、アメリカンワークウエアを支えた数々のワークブランドの存在によるところが大きい。ここでは代表的な素材とブランドをおさらいしてみる。

生地

ヨーロッパではコットンを緻密に折った起毛素材、モールスキンが一般的だったが、アメリカではデニムが最も一般的な素材。堅牢度と動きやすさを併せ持つ。他にも太めのコットン糸を密に折り込んだ平織りのダック地、右上がりの綾織りと左上がりの綾織りを交互に組み合わせたヘリンボーンツイルなどが代表的な生地だ。

デニム

ダック地

モールスキン

カバーオールと汚れは不可分な物。当時のブランドは、汚れを目立ちにくくする様々な柄を使っていた。深いインディゴブルーのデニムだけでなく、ヒッコリーストライプはその縞模様で煤やオイルなどの汚れを目立ちにくくさせていた。抜染によりストライプを表現したウォバッシュストライプも汚れに対して同様の効果を持っていたことからワークウエアに広く採用されていたと思われる。

ヒッコリーストライプ

ウォバッシュストライプ

ブランド

名は体を表すとはよく言ったもの。例えばヘッドライトやカーハートは鉄道作業員を意識したブランドで、ペイデイなどは労働者が待ち望む給料日という意味。それぞれのブランドにはその背景となる職種に関連する名前やデザインが隠されているので、意識してみると知見が広がるはず。1930年代前後には多くのワークウエアブランドが存在し、これら有名ブランド以外にも数え切れないほどブランドは存在した。戦後になってその多くが消滅したり経営統合されたりして少なくなったため、現在存在しないブランドのワークウエアは古着市場でも注目されている。

FOREMOST

HEAD LIGHT

LEE

PIONEER

CAN’T BUST EM

KEY

BIG MAC

BIG SMITH

DUCK HEAD

PAY DAY

DOUBLE WARE

Carhartt

(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

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CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

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モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

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昭和40年男, 昭和45年女

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編集長兼文具バカ

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中川原 勝也

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民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

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2nd(セカンド)

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2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

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趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

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初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

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ハーレー好きのためのマガジン

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昭和40年男 編集部

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1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

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昭和45年女 編集部

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昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部