史実に基づいた考察と、現代のクラフトマンシップが融合したモデル。
ヴィンテージに存在したウエアをデザインソースに現代に再現するレインボーカントリー。その再現力は史実に基づいたモノというだけでなく、縫製や素材選びといったところにまで徹底的に検証、追求をすることで名作を生み出している。今回もミリタリーやワークの世界では歴史的なモデルをベースに、その作り込みによって独特のオーラを放つモデルが多数登場した。
RCL-10071 JACKET FLYING SUMMER TYPE A-2 ROUGH WEAR CLOTHING CO. CONTRACT NO.42-2401P
Color:TABACO BROWN 24万2000円
米軍への通算5回の納入実績を誇るラフウエアクロージング製A-2の中で1941年の納入分である、コントラクトナンバー「42-1401P」は初回納入分の「16159」と比べ数々の変更が加えられている。
襟先のステッチ形状、ネームの取り付け方法、縫製糸の色など、その後の納入分に繋がる変更点を詳細に検証して再現したのがこのモデル。
また、馬革の着色についても実物に近い色にすべく、下地に一旦黄色の染料で着色してから、トップにタバコブラウンの染料を吹きかける2工程での着色を施している。
RCL-10072 JACKET FLYING SUMMER TYPE A-2 ROUGH WEAR CLOTHING CO. CONTRACT NO. W535AC-23380
Color:DARK SEAL BROWN 24万2000円~
ラフウエアクロージング製A-2の中で1941年後期納入分である、コントラクトナンバー「W535AC-23380」はそれ以前の納入分と比較して明らかな変化が見られる個体。メインのネームの下に陸軍航空隊の所有物であるという表記がなされた通称プロパティーネームが備わっている。
馬革の着色は実物に見られない濃い焦げ茶色の染料で着色してダークシールブラウンに仕上げ手いるのが特徴。元々実物には茶色の馬革を使う規定だったが、1943年発行の陸軍航空隊装備品カタログである「Class13」にシールブラウンの馬革を使用することが明記されている。
また、実物の中には濃い焦げ茶の物も存在している。これは下地に紫色の染料を入れ、その上から濃い焦げ茶色で着色するという2工程で実物にもある濃い焦げ茶色を再現。
このモデルは別注の赤リブ仕様モデルの展開している。
上記どちらのA-2もヴィンテージのディテールを踏襲しながらも、着丈を長くタイトなサイズ感に仕上げているので現代のファッションにも違和感なく着用できるパターンになっている。
別注 RCL-10013 California Manufacturing Company Horsehide Sports Jacket 「HERCULES」
24万2000円
アメリカ小売大手企業シアーズ・ローバック社が1930年代にプライベートブランドとして生産した「HERCULES」の襟付きスポーツジャケットを元に、馬革素材の仕上げ方法とパターンにこだわって制作したモデル。
ファスナーは、1930年代の角型TALONを元にしたオリジナルで、ファスナーエンドも実物同様の金属プレートをカシメで止めるタイプを組み合わせ、胸のボールチェーンも実物同様のボールチェーンをオリジナル刻印入りで製作して取り付けている。
裏地には通常モデルはウールメルトンが使用されているが、このバーンストーマー別注モデルは暖かい時期にも着用しやすいよう薄手で袖通りの良いコットンレーヨンを採用する。
ボタンは別注の削り出し御椀型ナット釦を使用。素材の馬革は、茶色の下地を使用し、水性ラッカーで艶がありオイル感のあるタッチに仕上げている。
こだわりつくした珠玉のレザージャケットの数々を展開するレインボーカントリー。
24AWのラインナップは下記のバーンストーマーホームページにて予約受付中だ。
https://www.barnstormer.jp/view/category/ct40
【DATA】
Barnstormer
静岡県御殿場市御殿場17-3
TEL0550-75-7755
11時~19時 火曜定休
Web: https://www.barnstormer.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/barnstormer_daily/
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