男は何故、刃物に惹かれるのか? 「シップジョン」のSJSN4カッター・ブラス

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「若い頃はアウトドア関連の書籍を読みあさり、いずれはカナダのユーコン川をカヌーで下りたいなんて夢を抱いたこともあった。いまは、おうちBBQくらいだな」と話すライトニング編集長であり買い物番長の松島親方がお届け!

シップジョンのSJSN4カッター・ブラス

オレゴン州ポートランドを拠点とするワークウエアブランド「シップジョン」。オーナーのマイクが長年愛用していたアメリカのスタンレー299というカッターナイフを超えるものを作りたいという夢を叶えた。インゴットから削り出す本体は日本の高精度な職人技術の賜物。ブラスの他に、カッパー、アルミニウムの2種類もあり(ウエスコ・ジャパン TEL06-6783-6888 https://wescojapan.com/)

遠い昔の話。ハタチになって、成人式を迎えるという時、知人のオトナからアウトドアナイフを贈られた。まったくの突然の出来事、まったくの突然のアイテムである。嬉しさと驚きの半々だったのを覚えている。しかし、ナイフなんて、現代人の私は、ほとんど使うことがない。一応、キャンプには持って行ったりもしたが、そこでも一度も取り出すことはなかった。

でもね、ナイフってなんか気分が高揚するんだよね。「ザ・男の道具」って感じ。あれから、何度かナイフを買うことがあった。どれも、出番のないまま厳重にしまってある。たまに取り出して使うのは、鉛筆を削る時の肥後守くらいかなぁ。

と、こ、ろ、が、同じ刃物でもカッターとなると話が違う。仕事でも意外と使うことが多いのだ。とはいえ、日常使用のカッターはプラスチッキー。カッコいいものがあるなんて考えたこともなかった。

シップジョンのカッターと出逢った時は、驚き100%。こんなカッコいいカッターが世の中に存在することに驚いた。握った時の重量感、シンプルな道具としての美しさ、ソリッドな素材が持つ魅力……、目的なんか後から考えればいい。とにかく所有したいという不思議な欲求に支配された。使い途の多いカッターでよかった。

セットで付いてくるアメリカ製の替え刃は100枚も付属。正直なところ、一生かけても使い切る自信はないが、これが付いているから安心して買えた
ブラス製の本体は使っていくと経年変化していく素材。ブラス特有の鈍い輝きを眺めていると、使いたくて使いたくて仕方がない衝動に駆られる

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年6月号 Vol.362」)

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松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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