百花繚乱の’90年〜’00年代の個性派ヤングタイマーモーターサイクル。

  • 2023.05.03

’70年代の空冷カワサキを中心に盛り上がりを見せているヴィンテージバイクシーン。だが、本誌が注目したいのは’90年代中盤から’00年代前半に登場したバイクだ。インジェクションへの移行期に登場した、最後の個性派ともいえるバイクを紹介しよう。

今見れば、どれもが斬新かつ優れた個性がある。

ヴィンテージやネオクラシックの中古車が激騰している昨今、新車のバイクも昔ながらの人気だったスタイルを活かしたニューモデルが続々登場している。そんな中、’90年代に登場したモデル達はメーカーの個性を競うような独特の存在感を漂わせ、中古車としてもリーズナブルな価格を維持しつつ、カスタムにもってこいだ。

簡潔にブームのおさらいをしよう。’90年代前半は2ストローク250㏄ のレーサーレプリカや400㏄のネイキットモデルが各メーカーから発売され、専用クラスのレースがサーキットで盛んに行われていた。’90年代後半は’95年に改正された大型自動二輪免許の登場で、ハーレーやBMWなどの大型バイクも気軽に選択肢に入る時代に投入! 国内メーカーも旗艦モデルを次々に送り出した。

すでに30年も経つバイク達だが、大きな純正部品は購入が難しくなりつつも、細かなパーツはまだまだ手に入るモノが多い。エンジン性能や足周りは当時の最先端であり、現在のモデルに通じる能力を持っている。近年ではアメリカやヨーロッパ、東南アジアでも重宝され、インスタ映えするカフェレーサーやスクランブラーにカスタムされて人気を博している。

比較的現存する台数も多く、これから注目されるべきダイヤの原石になりうるモデルを、ここで6台紹介する。

1.ホンダ X-11|誰もが思った「タンク、デカッ!」

当時のスーパーバイクであるCBR1100XXスーパーブラックバードをベースに’99年に登場。無骨なフレームに100馬力のエンジンと、「闘牛」をイメージした迫力のある車体デザインが魅力的!

2.スズキ テンプター|直立エンジンでライダーを誘惑。

’97年に発売されたテンプター。その名は「誘惑する者」という意味。直立したOHCエンジンはキック式ではなくセルモーター式。前後ドラム式ブレーキを採用し、テイストに重きを置いた一台だ。

3.スズキ Goose350|贅沢すぎたシングルスポーツ。

王道のシングルカフェレーサー! ジレラ・サトゥルノと同じ開発者であるのは有名な話。高回転の油冷エンジンと倒立フォークを採用し、コーナリングが楽しいシングルスポーツとして人気に。

4.カワサキ ザンザス|ロボットマスクの4スト版マッハ。

当時のデザインとして斬新だった元祖ストリートファイター。この独特な見た目とは裏腹にZXR400のレーサーレプリカに採用されたエンジンを持つ。’92年から’95年と短命だったが存在感は十二分。

5.ヤマハ TRX850|トラスフレームがとってもイタリアン。

トラスフレームに2気筒の270°位相クランクを採用したエンジンを搭載。’95年に登場し、鈴鹿8耐にも参戦した。ヨーロピアンテイストなハーフカウルを持つスタイリングは今見てもカッコいい。

6.ドゥカティ 748|奇才タンブリーニがデザインのSSバイク。

タンブリーニによるデザインやオーリンズサスなどの豪華装備も相まって、スーパースポーツブームの火付け役となった1台。非常にパンチのある水冷デスモドロミックエンジンも魅力的。

(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部