【クルマ専門店ガイド】オールドアメリカンVAN専門店「ディーズクルー」|神奈川県横浜市

  • 2023.03.16

日本全国にある、クルマの専門ショップ。そんなショップと、そこで販売する車両をご紹介。今回はアメリカでも根強い人気を誇るフルサイズバンを数多く扱う老舗ショップ、横浜のDEEZ CREW !

日本でも珍しい、アメリカンフルサイズバンの専門店。

横浜の港北ニュータウンにショップを構え、35 年近い歴史を誇るDEEZ CREW は、’90 年代半ばからアメリカンフルサイズバンの専門店として続く歴史ある老舗ショップだ。店舗には常時数台のフォーセール車両が並び、ストックからカスタムまで幅広いクルマを取り扱うだけでなく、日本では珍しく自社でコンバージョンモデル「DEEZER」をプロデュースするなど、国内屈指の規模と知名度を誇る。

スタッフもほとんどがフルサイズバンに乗り、アメリカ車に精通しているのも大きな特徴。カスタムの際にも豊富な知識とコネクションによって過去には大きなカーショーで複数のアワードに輝いた有名車を何台も輩出している。

そんなDEEZ CREWの販売車両から、2台をピックアップして紹介する。

1.1980 DODGE Sporztsman Travel Package

いわゆるダッジバンはカーゴモデルにトレーズマン、パッセンジャーモデルにスポーツマンという名前が与えられていた。今回紹介するのは、’79年にフェイスリフトが行われ当時のトレンドのスクエアなデザインとなった’80年式のスポーツマンをベースに多彩なアレンジができるシートを搭載した、現代でいうところの「メーカー純正車中泊仕様」とでもいうべき変わった一台。

’79年のモデルチェンジでフロントフェイスはスクエアなデ ザインとなった。この車両は縦にヘッドライトが並ぶ角目 四灯レイアウトとなっているが、他に丸目二灯も存在する

運転席と助手席は横向きになるキャプテンシートに変更し、セカンドシートは通常の前向きだけでなく、後ろ向きレイアウトにも変更可能で、テーブルをセットすることで、対面のダイニングとなる。またセカンドシート、サードシート共にフルフラットとなり、車内で大人2人がゆったりと就寝可能。キャンパーコンバージョンとは異なり、シンプルな外観にファンも多い。

インテリアに合わせてダッシュやドアパネルなどもワインレッドでコーディネイト。運転席と助手席の間の大きな膨らみはエンジンのカバーで整備の際には外せるようになっている。搭載されるのは318ci(5.2リッター)のV8

ディーズクルーでは、この車両を348万円で販売中。整備費込みの金額となり、内容を考えればお得でもある。まずはお問合せを。

後部のドアは片側に大きく開く横開きスタイル。サードシートの後ろにも、写真のように広大なラゲッジスペースを持つのが特徴
トラベルパッケージ最大の特徴は、純正オプションながら対面のリビングはもちろん、フルフラットにもなるコンバージョン顔負けのアレンジ可能な内装だ

【スペック】
全長:5001mm
全幅:2012mm
全高:2029mm
ホイールベース:3241mm
エンジン:水冷V型8気筒
排気量:5211cc
燃料供給方式:キャブレター
駆動方式:FR
乗車定員:8名
価格:348万円

2.1993 CHEVROLET G20 Van

次に紹介するのは、シボレーのG20バンをベースにコンバージョンメーカー、マーク3が内装のカスタムを施したコンバージョンモデルだ。

純正では比較的シンプルなダッシュ周りを専用のウッドトリムなどで装飾するのもコンバージョンモデルの定番

実はコンバージョンモデルはロングホイールベースかつハイルーフという大きなボディがベースとなるのが一般的だが、この車両はショートホイールベースでロールーフという珍しい車両がベースとなっている。さらに搭載されるエンジンもV8ではなく4.3リッターのV6エンジン。日本で乗るのには最適な一台なのだ。ちなみにこの組み合わせはアメリカ本国でもかなり珍しいそうだ。

この車両はショートホイールベースの車がベースとなっている。リアのオーバーハングも少なく、日本で乗るには最適なサイズだ

マーク3はコンバージョンメーカーとして比較的ポピュラーで、フルサイズバンのほか、ピックアップトラックのコンバージョンなども行っていた架装メーカーだ。

外装はロールーフモデルだけに非常にシンプルだが、コンバージョンモデルの特徴である大きな窓が備わっている。特にドライバーサイドは縦に長い窓が3つ並ぶ独特のスタイルが特徴だ。

側面の通称コンバージョン窓は縦長で、ドライバーサイドは3連で並ぶ

内装は各部にウッドトリムが備わるほか、セカンドシートはセパレートの肘掛付きキャプテンシートが装着されている。こういったコンバージョンは、キャンピング目的ではなく、ゲストの快適な移動を目的としたもので、現代に置き換えるならアルファードのエクゼクティブラウンジのようなものと考えれば良い。そんな発想が今から30年以上前に確立されていたのだ。車両の状態も良く、今でも高級感は健在だ。

フロントフェイスはこの時代のシボレー共通のスクエアなデザインでヘッドライトは横並びの角目四灯となる

内装はシートやドアトリムなども含めてワインレッドとなる。運転席&助手席とセカンドシートはキャプテンシートとなる

【スペック】
全長:4575mm
全幅:2019mm
全高:2055mm
ホイールベース:2794mm
エンジン:水冷V型6気筒
排気量:4293cc
燃料供給方式:フューエルインジェクション
駆動方式:FR
乗車定員:7名
価格:268万円

常時多くの販売車両を展示。

横浜市都筑区にあるショップにはストック状態の車両はもちろん、カスタム車両も含め常に何台もの販売車両を展示している。

事務所ではアメリカングッズも多数販売している。

【DATA】
DEEZ CREW
神奈川県横浜市都筑区平台1-25
TEL045-942-2355
営業/10:00〜19:00
休み/定休日なし
http://www.deezcrew.com/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年2月号 Vol.346」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部