
大のクルマ&バイク好きが選んだ、アメリカから輸入されたドイツ車。

キッチン南海で約20年間に渡り料理長を務め、一昨年に味と看板を受け継いで独立した中條さん。大のクルマ&バイク好きで知られ、昨年に12年ほど愛用したダッジ・チャレンジャーからタイプ3ヴァリアントに乗り換えた。
「チャレンジャーの前はコルベット。その他にハイラックスも乗っていました。スピードを求めず、ゆったりと乗りたいなと思って、このタイプ3にしたんです。一番のお気に入りは、L633VWブルーと呼ばれる純正カラー。このクルマはアメリカから輸入されたものなので、ドイツ車ですがどこかカリフォルニアの匂いがします。そんな背景も購入した理由です」
「1966 VOLKSWAGEN TYPE3」のディテールを拝見!
クラシックなインパネはタコメーターでなく、純正で時計になっているのがおもしろい。
内装も純正ベースで、シートカバーやドアパネル、カーペットを新品に交換して清潔感のある仕上がり。
音響機器もオリジナルの雰囲気を壊さない物をインストール。
オーバーホールしたオリジナルの1600ccエンジン。32PDSツインキャブレターで電装系は6Vから12Vに変更済み。走りは絶好調だ。
純正色でのニューペイントに加えて、バンパーもリクローム。約60年前のクルマとは思えない美しさだ。伝統のリアエンジンでアメリカ車とはひと味違う乗り心地を楽しんでいる。
食材やキッチン用品などの買い出しに行く際にも活躍している。リアにも十分なスペースがあるが、フロントも有効活用している。
(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/A.Shimosaka 下坂明弘
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