「スキット」代表・鎌本勝茂さん
1978年生まれ。青森県出身。学生時代にバスケットボールを始めたことでスニーカーに興味を持つ。18歳で上京し、22歳の若さでスニーカーショップ『SKIT』をオープンした。
リペアパーツとして活用する人もいる!
ヴァルカナイズ製法のローテクスニーカーから、機能性を求めて、各スポーツシューズメーカーは最先端のテクノロジーを駆使してハイテク化していった。競技で使うには機能性や耐久性は大きく向上したが、ファッション目線だと加水分解という問題に直面する。
スニーカーファンであれば、誰もが経験したことがあると思うが、ソールなどに使われているポリウレタンやEVA素材が、空気中の水分で化学反応を起こし、劣化してしまうのだ。メーカーそれぞれで見解は異なるが、早ければ3~5年程度で加水分解が起きてしまうと言われている。捨てる以外の選択肢はないと思っていたが、ここ数年で変化があったとスニーカー専門店スキットの鎌本さんは語る。
「一部のコアなファンの間では、加水分解してしまったスニーカーを飾ったり、SNSで紹介したり、リペアする際のパーツ取りとして密かに需要があるんです。その中でも人気なのが、これまで復刻されていないモデル。しばらく復刻されていないモデルも人気が高く、すぐに売れしまいます。当初は30~40代の方々が多かったのですが、リアルタイムで知らない若い世代の方にも人気が高まってます」
履けないけれど飾りたい、未復刻モデル6選。
1.ナイキ/エアマックス95
2.ナイキ/エアズームサイズミック
3.ナイキ/エアジョーダン
4.ナイキ/エアバースト
5.ナイキ/エアフォースⅢ
6.ニューバランス/996
【DATA】
スニーカーショップスキット吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-18-1 D-ASSET吉祥寺1F
TEL0422-47-6671
営業/11:00〜20:00
(出典/「Lightning2022年3月号 Vol.335」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/K.Hayashi 林和也
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