勝負するのは、「1万歩ウォーキング対決」「バイク乗りやすさ対決」「雪の上で滑らない対決」「色落ちジーンズとの相性対決」の4番勝負!
かくして我々編集部員4名で、早速あの頃履いてた「青春ブーツ」を求めて、東京は青山にある「レッドウィング・シューストア東京青山店」を訪れた。
まずは店内を物色。自分の中で青春時代と重なるモデルを探しながら、サイズごとにフィッティングしてみる。
意外にもサイズが欠品しているモデルも少なくなく、「レッドウィング」人気を肌で感じながら、それぞれが想うモデルを購入した。
そして、後日郊外へ繰り出し、いざ検証のスタートとなったわけである。結果やいかに……。
検証に参加する40代編集部員を紹介! 選んだブーツはコレだ!
出走馬ならなぬ出走編集部員を左から紹介していこう。
ランボルギーニ三浦が選んだブーツは「SUPERSOLE 6” MOC-TOE #8133(6インチモックトゥ)」
普段は冬でもスニーカーだが、今年はほぼ毎日ブーツを履くほど、ブーツ熱再燃中という編集部の古着番長・ランボルギーニ三浦。お気に入りは#8173だが、今回は20数年ぶりにスーパーソールを履く。「コイツの歩きやすさを証明する!」と意気込む。
ADちゃんが選んだブーツは「IRISH SETTER 6” MOC-TOE #8173(アイリッシュセッター6インチモックトゥ)」
続いて、編集部でもラフアウト素材でトラクショントレッドソールのブーツを履く人が増え、それに触発されたか、今回は#8173を確保したストリートカルチャー通・ADちゃん。サイズ欠品でわずかに大きめサイズを選んだが、その結果はいかに!?
モヒカン小川が選んだブーツは「11” ENGINEER (STEEL-TOE)“STOVEPIPE” #9269(11インチエンジニアスチールトゥ”ストーブパイプ”)
一年中ブーツ、しかもここ数年はエンジニアブーツのみ愛用するというこだわりようの革ジャン専門家・モヒカン小川。その昔、まだ20代だった頃にエンジニアブーツでエベレストのベースキャンプ(約5300m)まで登った経験あり。
サカサモトが選んだブーツは「IRON RANGER #8083(アイアンレンジャー)」
最後は40歳にして編集部で一番若手のサカサモト。「トリッカーズ」や「クラークス」などイギリス靴や「コンバース」など、細身のフォルムを選びがち。今回はクラシックな顔付きのアイアンレンジャーをチョイス。検証よりもスタイリングで勝負に来た!?
第1回戦は、1万歩ウォーキング対決! 「痛い!」とならないブーツはどれだ?
1万歩って距離に換算すると約7㎞に相当するんだって。そんなことを全然知らずに、新品のレッドウィングブーツを履き、無謀にも1万歩ウォーキング対決に挑んだ我々4人。過酷な耐久レースを制したブーツこそ、一番歩きやすいモデルだといえる(個人的主観)。
ちなみにフットベッドを入れて、クッション性を高めるのもアリだ。
1位はランボルギーニ三浦が選んだ「SUPERSOLE 6” MOC-TOE #8133」!
クッション性の高い発泡ウレタンのソールと、低反発ウレタン素材ポロンの中底により快適に歩行できたため、スーパーソールが堂々の1位を獲得!
続いて2位に入ったのはモヒカン小川。エンジニアを毎日履くこともあり、新品を我が物とし、堂々の2位を獲得。「ブーツに履かれるんじゃねぇ、俺が履くんだよ!」
3位は定番ソールのトラクショントレッド・ソールがランクイン。厚くクッション性に富んだ平底なので歩きやすいが、足に馴染む前なので3位の結果に。
アイアンレンジャーのソールは、アウトドア向けのビブラム#430ミニラグ・ソールのため、アスファルトとの相性の結果、4位に。
第2回戦は、バイク乗りやすさ対決! 驚きの結果に……
バイクに乗るときにヘルメットと同じぐらい重要なのがブーツ。転倒して擦ったり、どこかぶつけたりした時に足を守るため、乗車の際は絶対にブーツが欠かせない。ではいきなり問題。バイクに乗りやすく、シフトチェンジの際に操作しやすいブーツはなんだろう? さっそく4人でバイクに跨り試してみたゾ。
1位はサカサモトが選んだ「IRON RANGER #8083」!
1位に輝くのはアイアンレンジャー。ナローな形状はシフト操作をしやすく、また足先のキャップトゥがシフトからの傷をガードする。
我々の中で、僅差で2位となった#8173。平底はステップ位置を調整しやすい。だが厚いモックトゥは、シフトチェンジでは分が悪い。
3位に入った#8133はヒール付きなので、ステップワークの際に足の位置決めにやや苦労。そのため、#8173に比べやや乗りやすさに欠ける。
意外に我々の中でワーストだったのがエンジニア。高いヒールがステップに干渉するため、自分なりの操作位置を見つける必要がある。
第3回戦は、どのソールが滑らないか対決!雪上で検証してみたぞ。
今冬も日本海側のエリアでは豪雪となったりと、厳しい寒さであった。そこで雪上でどのソールが滑らないかを対決することに。決戦場に選んだのは室内スノーゲレンデ。入口を抜けるとそこは雪景色でした(当たり前)。結果を先に言っちゃうと勝負は引き分け、雪上を歩く際はただただ要注意だ!
一番マシだったのは、サカサモトが選んだ「IRON RANGER #8083」!
スーパーソールはヒールを雪に食い込ませればそこまで滑らず歩けるが、踏み付け部分がフラットな形状のため、雪上での足運びを熟考したいところ。
その昔、雨が降る道玄坂の濡れたタイルで革靴が滑り、前歯を折った苦い経験が瞬時に蘇ったほど、アイリッシュセッターは雪上ではよく滑るンだわ。
ネオプレーン・コード・ソールは、突起が少ないため滑りやすいかと思いきや、ヒールを雪上に食い込ませれば意外と歩きやすい。
我々の中では一番マシだったのがラグソールのアイアンレンジャー。とはいえ、油断しているとズルッと滑るので気が抜けない。
ちなみに濡れたゴムの上はダメ!
雪と水にまみれたゴム床では、トラクショントレッド・ソールは摩擦係数0ばりに滑る(笑)
ということで、雪上では順位がつかなかったので、タイルの上でも対決してみた。
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