妥協でカレンダー選んでない? インテリアとして秀逸なウッドフレームカレンダーがおすすめ!

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、小汚いアンティークファニチャーや雑貨、それに古着がたくさんあるインテリアの自宅に暮らす、デニム&アメリカ車通・ラーメン小池がお届け!

インテリアとして欲しいと初めて思えたカレンダー。

気がつけば今年も終わろうとしているなあと、歳を取れば取るほど月日の流れるのは早く感じるもので、そんな気持ちになるほど、自分もおっさんになったなあと実感せざるを得ない悲しい今日このごろ。

年末が近づいてくると、来年のカレンダーが書店でも販売され始め、これまた年の瀬を感じる風物詩にもなっている。そんなカレンダーも、実は今までどこか惰性で購入していたことに気がついた。きっとそれは「いわゆる」なカレンダーしか知らなかったから。

世の中では今をときめくアイドルのグラビアカレンダーなんかがマーケットのメインなんだろうけど、もちろん、そんなカレンダーに触手が伸びることもなく、シンプルなデザインの、いわゆる使い勝手の良いカレンダーを「これでいいかな?」的な感覚で毎年買っていたような気がする。

アルカディアカンパニーのオリジナルカレンダー

カレンダーといえば、祝日やちょっとしたメモを記入する余白があったりするものだけど、ただただヴィンテージを追求したデザインがうれしい。1980円、ウッドフレームは4400円(アルカディアカンパニー TEL075-432-8254 http://www.arcadia-company.jp)

しかし、これは欲しいと思わせてくれたのが、京都にあるアンティークショップ「アルカディア」が手がけたオリジナルカレンダー。これは1931年に存在したカレンダーをデザインモチーフに、B4サイズで来年の暦にデザインし直したアイテム。戦前のインダストリアルファニチャーをメインに扱うアルカディアらしいアプローチで、別売りで雰囲気抜群のウッドフレームも販売している。

毎月が1枚ずつのシートになっているので、ついつい入れ替えるのを忘れそうだけど、デザインが秀逸なので、気がつかないかも

あくまでデザイン重視なので、祝日もわからなければ、メモを書けるスペースすらないというデザインに特化しているところがさすが。まさにインテリアとして部屋に飾ることができるカレンダーなのだ。こいつに出会ったおかげで今年のカレンダー選びが「これでいいかな?」から「これが欲しい!」に変わったことは言うまでもない。

ウッドフレームをいっしょに購入すれば、来年からは中身だけを買えばオッケー。ウッドフレームもアンティーク感抜群だ

【問い合わせ】
アルカディアカンパニー
TEL075-432-8254
http://www.arcadia-company.jp

(出典/「Lightning 2021年1月号 Vol.321」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...