インテリアとして欲しいと初めて思えたカレンダー。
気がつけば今年も終わろうとしているなあと、歳を取れば取るほど月日の流れるのは早く感じるもので、そんな気持ちになるほど、自分もおっさんになったなあと実感せざるを得ない悲しい今日このごろ。
年末が近づいてくると、来年のカレンダーが書店でも販売され始め、これまた年の瀬を感じる風物詩にもなっている。そんなカレンダーも、実は今までどこか惰性で購入していたことに気がついた。きっとそれは「いわゆる」なカレンダーしか知らなかったから。
世の中では今をときめくアイドルのグラビアカレンダーなんかがマーケットのメインなんだろうけど、もちろん、そんなカレンダーに触手が伸びることもなく、シンプルなデザインの、いわゆる使い勝手の良いカレンダーを「これでいいかな?」的な感覚で毎年買っていたような気がする。
アルカディアカンパニーのオリジナルカレンダー
しかし、これは欲しいと思わせてくれたのが、京都にあるアンティークショップ「アルカディア」が手がけたオリジナルカレンダー。これは1931年に存在したカレンダーをデザインモチーフに、B4サイズで来年の暦にデザインし直したアイテム。戦前のインダストリアルファニチャーをメインに扱うアルカディアらしいアプローチで、別売りで雰囲気抜群のウッドフレームも販売している。
あくまでデザイン重視なので、祝日もわからなければ、メモを書けるスペースすらないというデザインに特化しているところがさすが。まさにインテリアとして部屋に飾ることができるカレンダーなのだ。こいつに出会ったおかげで今年のカレンダー選びが「これでいいかな?」から「これが欲しい!」に変わったことは言うまでもない。
【問い合わせ】
アルカディアカンパニー
TEL075-432-8254
http://www.arcadia-company.jp
(出典/「Lightning 2021年1月号 Vol.321」)
Photo/A.Kuwayama 桑山章
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