3ページ目 - 永遠の憧れ、空冷ポルシェの魅力と市場価格の相場が知りたい!

愛でるだけではダメ。走ってこそポルシェ。

空冷ポルシェの高騰が止まらない。そんな会話がポピュラーになって久しい。それでも旧いポルシェに乗りたい……。そんな魅力について、新進気鋭のポルシェ専門店である「ザ・ガレージワークス」に聞いてみた。

「THE GARAGE WORKS」高橋真光さん|ガレージワークスのセールス担当。レース イベントなどでは、自らハンドルを握りレースに参戦。日本を代表するレーサーである高橋国光氏を父に持つことからも、その情熱を受け継いでいることがうかがえる

「空冷ポルシェの価格は正直、高値安定してしまっています。10年前の市場価格の2倍以上と言えるかもしれません。海外からの買い付けやヴィンテージブーム、投機目的などいくつかの要因がありますが、とりわけ、誰でもが簡単に速く走れてしまう最新のクルマに比べ、プライスレスな価値。ヒューマンサイズなボディ。走る、曲がる、止まるが心地よく、RRの特性と相まって至福のドライブフィーリングをもたらすこと。なによりも50年前のクルマが普段の足として使え、サーキットでも楽しめるという大人にとって最高の玩具だと気が付いたユーザーが増えたことではないでしょうか。

最新のポルシェ991を乗っているお客様が、信号待ちで隣に停車したナローに一目惚れして、同色のナローに乗り換えた……そんな話は決して珍しくはありませんよ。現在の市場では、とりわけナローポルシェと称される901と三代目964が高値をキープ。二代目930はターボを除きやや安定傾向、最終の993も同様といえるのでは」とセールス担当の高橋さんは語る。

これがクラシックポルシェ・スポーツデイ (CPSD)のイベント風景。356から964までの空冷ポルシェによる運動会。大人たちが愛車とともに集まるソサエティ

ザ・ガレージワークスでは5年前から「クラシックポルシェ・スポーツデイ」と称した旧いポルシェのイベントをサーキットで開催。旧いポルシェ好きの人たちの社交場として、年に数回集まり“目くじらを立てずにレースっぽく走れれば”という想いで始まったという。集まったポルシェ好きとともに2018年には念願のチーム対抗の2時間耐久レースを「千葉・袖ヶ浦フォレストレースウェイ」で開催。

レーシングスーツを纏いポルシェ談義が絶えない参加者たちには笑顔があふれている

このようにクルマ販売・整備するだけでなく、ポルシェのあるライフスタイルのサポートまで行う同店。空冷入門者から現オーナーまでを満足させるハードとソフトを兼ね備えたハイブリット・ショップといえよう。少しでも旧いポルシェに興味を持ったヴィンテージファンは気軽に遊びに行ってはいかがだろうか。

2012年から開催されているアルペン・クラシックカーラリー(ACCR) を疾走するナローポルシェ。CPSDの兄弟イベ ントだが、こちらはクラシックカーが本気で峠道を走るターマックラリー。ポルシェも多数参加している国内有数のイベントとなる

空冷ポルシェならまずはここ! スタイルのあるポルシェ専門店「The Garage Works」

多摩川に程近い第2ファクトリーはガレージワークスのユーザーしか知らない秘密工場。 整備を待つポルシェと販売車両がところ狭しと 並ぶ

2014年にオープンしたポルシェ専門のファクトリーが東京世田谷にあるザ・ガレージワークスだ。メインテナンスからカスタム、チューニング、サーキット走行までポルシェ乗りの心強い味方だ。また、自社整備済の空冷ポルシェを多数在庫していることも大きな魅力。空冷を探す際は要チェックだ。

246号線三軒茶屋にあるヘッドオフィス&ファクトリー。ここはすべてのポルシェに対応。カイエンと930や、最新991と356など、ポルシェを複数台所有のオーナーさんも常連だ
広いファクトリー内の壁にはセンスのいいポスターが。西海岸のサービスファクトリーをイメージした遊び心満載のガレージはまるでオモチャ箱のよう
熟練のメカニックたちが空冷のパフォーマンスを引き出す。空冷ポルシェのメカニカルな質問にもフレンドリーに対応してくれる。メカも空冷ポルシェユーザーなのだ
ショップ敷地内には新たなオーナーを待つ空冷ポルシェたちがスタンバイ。40〜50年超の歳月を感じさせない魅力はポルシェならでは

【DATA】
The Garage Works
東京都世田谷区上馬1-32-7
TEL03-6804-0144
営業/11:00〜19:00
休み/水曜
http://www.thegarageworks.jp

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

Pick Up おすすめ記事

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

【KEATON CHASE U.S.A.×2nd別注】大人のための、ちょうどいいシャンブレーシャツ登場!

  • 2026.01.25

ライトオンスのシャンブレーを使用した、米国のシャツファクトリー「キートンチェイスUSA」の定番プルオーバーシャツ。カジュアルな要素を備えながらシャツ本来のきちんと感も残したこのアイテムを、2nd仕様に別注。胸ポケットの作りや前立てのボタンの数などを微調整し、すっきりと大人な印象にまとまっている。 >...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...